コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の学費=彼女達の家庭教師代(勉強ネタ多め) ( No.52 )
- 日時: 2014/12/13 11:39
- 名前: 夕陽 (ID: jP/CIWxs)
参照900記念!
いつの間にか参照900越えていました。
クリスマスが近いのでクリスマスのネタにします。
「クリスマスプレゼントくれないといたずらしちゃうよ〜?」
午前10時。
勉強しているとチャイムが聞こえてきたので開けたらサンタの格好をした三人が来ていた。
というか緑、それハロウィンと混ざっているぞ……。
「そんなの用意してないぞ? というかその格好でよく歩いてこれたな……」
目立つ格好だし、袖が短い。
見ているこっちまで寒くなってくる。
「とりあえず入れ」
入ってから話を聞くことにしよう。
* * *
「……お邪魔します」
ペコリと頭を下げてから家に入るメアリ。
「おじゃまします〜」
緑は靴をしっかりそろえてから入る。
「お邪魔!」
真田先輩は、とにかく元気だ。
……靴、しっかりそろえてください。
目線で訴えるが気付かない。
多分気付かないふりしているだけだと思うが。
嘆息してしっかりそろえる。
「で、何しに来たんだ?」
エアコンを2度ほど上げてから訊ねる。
「クリスマスパーティーに決まっているだろ。気分を盛り上げるためにサンタの服を着て」
「……すごい恥ずかしかった」
顔を赤くして俯くメアリ。
確かにメアリはこういうの恥ずかしがりそうだな……。
来た時なんか恥ずかしさと寒さで真っ赤だったし。
「っていうかクリスマスパーティーって何するんだ?」
「何か」
椅子の上に立って真田先輩は宣言する。
「行儀悪いです。あとスカートの中、見えますよ……」
ただでさえ短いスカートはいているのに。
「大丈夫だ。下にスパッツをはいているから!」
そこより行儀悪いって方を気にしてください……。
「……先輩、それは流石に行儀悪い」
メアリは少し遠慮気味にでも言葉はストレートに言う。
「まあメアリが言うならしょうがない」
俺が言っても聞かなかったがメアリが言うと素直に席に着く。
今度からメアリを頼ろう……。
「じゃあケーキでも食べます? 多分向日葵が作って今日持ってくると思いますが」
小さい頃からケーキを向日葵と向日葵のお母さんが作ってくれて持ってきてくれた。
今年も楽しみにしててと向日葵が言っていたから持ってきてくれるだろう。
——ピンポーン。
丁度いいタイミングだ。
きっと向日葵だろう。
「はい、今あけるよ」
玄関を開けると予想通り向日葵がいた。
手にはお皿に乗せたケーキを持っている。
「メリークリスマス! ケーキ持って来たよ!!」
向日葵を想像させる笑顔で玄関に入ってくる。
まるで自分の家に入るような気楽さだ。
「あ、もしかして皆来てる?」
玄関にある靴を見て察したみたいだ。
「ああ。そうだけど」
「マジか! じゃあこれは皆で食べよう!」
そう言って向日葵はリビングルームに行ってしまった。
足、速いな……。
そんなことに感心しつつ俺もリビングルームに行った。
* * *
「じゃあ食べようか。いただきまーす!」
ケーキを切り分けて向日葵は元気よく挨拶をした。
『いただきます』
皆もそれに続く。
1年ぶりに食べた向日葵の手作りケーキはほのかな甘みを持った味だった。
* * *
あとがき
というわけで少しはやめのクリスマスでした!
落ちが思いつかない……。