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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ラナンキュラスと少女 ( No.2 )
- 日時: 2014/05/16 20:37
- 名前: はにわ ◆wrfkg3Dbu. (ID: AwgGnLCM)
「あいつ……帰ったら覚えてろよ……」
悪態をつきつつ、私は目的地を目指している。
だが、これは私がやりましょうと言ったことではない。
当然だ。こんな悪路だと知っていればあいつの頼みなんざ蹴り飛ばしたのに。
先ほども泥まみれになった所だ。
「何かすげえ疲れた……転ぶし滑るし……」
そう、私は考古学者の友人の頼みで調査に来ている。
私はか弱い女の子なんだぞ。自分で行け。
まるで幼い子どものように涙目になる。なんて情けない!
気を取り直し、
栗色の髪についた葉を払う。
「……あ」
どうやら、あいつの言っていたところに着いたらしい。
——ぽつんと、窓のあいた家が建っていた。
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