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Re: お姫様が恋愛しちゃいけないルールなんてありませんっ! ( No.102 )
日時: 2014/08/29 07:05
名前: もこもこ (ID: K79nUGBS)

蝉の鳴き声が五月蝿い。

自分の布団に転がり込んで、彼の顔を眺める。

「碧…」

コロコロと転がり、彼の隣にいく。

目を覗く。

「目、開けて…?」

月明かりに照らされ、明るい部屋。

碧の全てがよく見えた。

___ガーゼが赤く染まりついた。

「鞠___」

廊下に向かって呼びかけるが、反応がない。

寝てしまったのだろうか。

仕方が無い。

起き上がり、もう一つの帯も外し、彼に当てる。

彼の隣に横になり、彼の髪に触れる。

碧くて綺麗な髪。

整った顔。

安心して眠っている。


…恋しい人を思った。