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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: お姫様が恋愛しちゃいけないルールなんてありませんっ! ( No.25 )
- 日時: 2014/06/14 07:40
- 名前: もこもこ (ID: K79nUGBS)
別れ際に少年はありがとうと言った。
少女はまた明日も来てもいい?と聞いた。
もちろんと少年は言った。
待ってるとも言った。
また明日と少女は言った。
また明日と少年も言った。
いい友達が出来たと彼女は思った。
彼は____
「 」
と思った。
それから雨揺は毎日鈴の家に通った。
ある日は野原で遊び、ある日は魚をつった。
雨揺が8才になったあくる日、雨揺はいつも通りに鈴の家に遊び行った。
しかし、その時雨揺は丁度鈴の家族と鉢合わせになった。
鈴のお母さんは他人を家に入れたくないらしく、いつも気を配っているらしかった。
そんな時、
「鈴、どしよう。お母さん呼んでるよ?」
雨揺が聞くと、
「大丈夫だよ」
鈴は笑うと私の手を引いて物置へ隠れた。
雨揺と鈴の身体が密着する。
ドキドキドキ…。
心臓が鳴り止まない。
果たしてそれは、恐怖心からか羞恥心からなのか、幼かった雨揺には全く分からなかった。
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