「雨揺様っ!」「…唯っ!?」突然声をかけられ、振り向く。さっきの鈴との事があり、少し複雑だった。「また、外でした?」「うん…」「誰ですか?」「なにが…?」「鈴、ですか?」「なっ…」「当たりですね。知り合いなんですよ」「へ…へえ」知らなかった。全然…。「そして__」「唯!大変!お母さまが!」突如、飛び込んできた、紫亜。なんか緊張してるような…「紫亜…どうし…」「倒れたの!お母さまが、倒れたのっ!」目の前が真黒に染まった。