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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: お姫様が恋愛しちゃいけないルールなんてありませんっ! ( No.87 )
- 日時: 2014/08/19 23:34
- 名前: もこもこ (ID: K79nUGBS)
「姉様…お姉様」
「ん…雨揺じゃない。どうしたの」
「お姉様は好きな方がいらっしゃるの…?」
「…ふふ。ええ、そう。彼はとってもいい人よ」
私は目に涙をため、いう。
「私より…?」
「…にてるわ。貴女と私は」
「私も連れて行って」
「雨揺は、私の代わりをして頂戴。お願いね。私はあと少ししかないから」
「お姉…」
「恋ってこういうものよ?」
「ねえ!?少しって…」
「あと、何年かしらね…。どうせ世界から消えるなら、彼と過ごしたくて」
「なんで…消えるって…」
「分からない?私は__病気なの」
頭痛が。
こんな元気な姉が。
笑顔な姉が。
消えてしまう。
「分かった…。楽しんで」
「ありがとう___雨揺」
いつもみてる夢は、何故か今回、鮮明だった。
「彼の名前は___」
風に煽られた姉。
最後は聞こえなかった。
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