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「う…」

呻き声を漏らした雨揺に気付いた鈴。

「大丈夫。俺がいるから」

暖かい。

彼の体温が伝わり、雨揺はほおを染めた。

「ありがと…」

「みて、雨揺」

「え…」

雷鳴のような音がして、漆黒の空に光がさす。

彩られたその光は雨揺と鈴を照らし、空に散った。

「花火…綺麗」

「だな」

涼しい夏の風が雨揺の髪を靡かせる。

「雨揺も…な」

その照れた様な笑みをした彼。

肩をすくめ、俯く彼女。

彼はそっと彼女の紅い唇に触れた。



『大好き』





番外編 完！！



いや…どうでした？
最後、ぐちゃくちゃでしたけど…（涙）
これからも雨揺ちゃんを宜しくです！！