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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: candy・daze ( No.26 )
- 日時: 2014/06/16 19:26
- 名前: 陽乃悠飛 ◆DNNTFPfZVg (ID: YiQB1cB2)
〜第8話〜
キャンディーの効果は全く表れない。
「んーもう...。嘘なんじゃん...」
蒼夜とはなんの進展もなく、日常が過ぎていく。
むしろ...___
(相川さんが来て余計に蒼夜に近づけなくなったってゆーか...)
「はぁ...」
気がつくとため息をついてしまう。
(りのは、両思いになったのになぁ...)
幸せそうなりのの顔を思い浮かべると心底羨ましくなる。
まぁ、りのも最近うまくいってないとかいってたし...
(キャンディーのパワーは1日だけだったとか...?)
そんなことを思うとなんだかいてもたってもいられなくなってくる。が、ひとりであのお店にいく勇気などないし...(女子の密度が高すぎ...)
やっぱり思考はループして、沙羅はまたため息をひとつついて歩き始めた。
***
「あの...さ、桜木さんって好きな人いたりする?」
顔を真っ赤にして聞いてきたのは隣のクラスの...ぇぇと名前は...有馬紅夜...?
(私が優護と一応付き合ってることしらないんだ)一応をつけてしまうのは私の僻みだ。
「ごめんなさい」
私はどうとでもとれる言葉を言って紅夜に背を向けた。
でも、結構かっこいいオトコノコだったなぁ...なんて思ってしまうのはやっぱり優護とうまくいってないからだろうか。
***
学校から帰ってきてポストを開けると驚くべきものが入っていた。
『蒼夜くんへ!!!!!』
明らかに心愛にものだとわかる小さな包からは甘い香りが漂っている。中身を見るとそれはクッキーだった。
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