コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 海と空〜短編集〜 ( No.31 )
- 日時: 2014/12/28 14:38
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
3-2
2年7組といえば、強面の女生徒会長が有名だ。
噂では、会長に逆らえば即退学とか……。
「あ、あの、これ、会長が……?」
ハンバーガーを持ってきた女の子に、私はきく。すると女の子は純粋そうな笑顔で答えた。
「はい!会長が作った、ありがたいハンバーガーです!!」
それではごゆっくり!と、笑顔で去って行く女の子。私たち三人は口をあんぐりさせて見送る。
しばらくの沈黙の後、日和がまたもや呟いた。
「これ、食えるのか?」
「わかんない。でも美味しそうな匂いだねー」
里恵は早くもよだれを垂らす。いやいや、これ食えないだろ。大きさ的に!!
私が心の中で叫ぶと、日和が食えないだろ……と呆れ顔て言った。ナイスだ日和!!いつも馬鹿なことばっかりのお前でもそんな風に思うよな!!
「でもさぁ」
そんな私の心を踏みにじるように、里恵が話し出す。その目はこのどでかいハンバーガーが出てきた方へ向いていた。
「会長が「生徒会長の作ったありがたい料理だぞはよ食え」って目でこっち見てるよー」
「会長こえぇな!!」
思わずツッコミを入れると、里恵は本当だよーと、これまたのほほんとした空気をまとって言う。この子の周りにお花がまっているように見えるのは私だけだろうか。
すると、日和がやけにキメ顔で言った。
「高さ15.23cm、幅10.75cm。これは無理だな」
「いやどうやって測ったんだよ!!」
「え、ぱっと見なんかそんな感じしない?」
「いやどこからだよ!」
定規もなにもねぇだろ!!と二回目のツッコミ。こいつらやだ……。
「うるせぇなぁ奈々は」
日和が出された爽健○茶を飲みつつ指摘してくる。元はと言えばお前らのせいだろうが!!
ってことで。
「問題はこれをどうやって食べるかだ」
「その無駄なキメ顔やめない?ってかここで二話目終わりなの?!会話文ばっかりじゃん!!あ、ちょ、まっ」
三話に続く((いつも以上に雑な作者