プロローグ —明日花開く—わたしたちは、結ばれていいはずだ。いつでも、二人の手が届いていて、いつでも握られていて、それでいていつもそばに居られて、いつの日も笑って居られる。——きっと、どんな未来へ行っても、わたしたちが離れることはないのに。神は、わたしだけに力を授けてくださらなかった。何か、わたしはわるいことをしたの?——…何か?神は、わたしを憎んでいるの?……?