コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!! ( No.40 )
- 日時: 2014/08/04 11:03
- 名前: 音宮 (ID: IvdLyRwl)
第五話 兄の作戦、気持ち
俺と椋で梓たちの後を追ったんだ。
希ちゃんには待っててもらって。
そこで見たのは
「梓ちゃん、泣いてる」
梓の泣き顔。
めったに泣かない梓なのに泣いてる。
多分、アイツのせい。
梓の目の前にいる男と女。
許さなかった。
梓が泣かないように悲しまないように育ててきたのに、
今、梓は泣いてる。
俺は、すぐさまに奴らの前から梓を連れてさらった。
「梓ちゃん、大丈夫かい?」
椋が梓の涙をハンカチで拭きながら言ってる。
「う…ん。だいりょうぶだよ…」
俺は身をかがめて梓の目を見て言う。
「だから言っただろう。俺と椋のそばを離れるなって」
「う…んっ」
実際はそのためもあるけど、梓を他の人の視線から守るためだったけど
これで梓もこりたろう。
きっと次からは守ってくれるに違いない。
そして梓を悲しませた奴の記憶は消さなければならない。
後日、記憶を消す方法を調べ、消してやろう。
それですべてが終わる。
いや、俺が終わらせてやるんだ。
梓はもうこのことで辛い思いをしなくてすむ。
梓のために、明るい未来の幸せな俺たち兄弟の毎日のために。
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!! ( No.41 )
- 日時: 2014/08/04 20:06
- 名前: 夕陽 (ID: KVjZMmLu)
お久しぶりです。
なんかいろいろ謎があってすごい!
これからも読ませてもらうね!
更新、がんばって!
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!! ( No.42 )
- 日時: 2014/08/06 17:38
- 名前: 音宮 (ID: IvdLyRwl)
夕陽
お久しぶりw
謎がちょっとずつ解かれていくので
よろしく!
予定では50話を超える予定。
うん、夕陽も頑張れッ!
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!! ( No.43 )
- 日時: 2014/08/06 18:07
- 名前: ・ス・ス・ス{ (ID: IvdLyRwl)
今回は参照200突破ということで…
Talk Showを実施します!
今日は奏くんと真くんと私、音宮がお送りします。
真「よくもまぁ、参照200もいきましたね」
音宮「ええ、まあ。君たちのおかげですよ」
真「駄作者なのに」
音宮「まぁ、そうですけど」
真「それはおいといて。今後、僕たちはどういう風に動かせるのですか」
音宮「ふふふ。それは、ひ・み・つです」
真「けちんぼ」
音宮「いやー、無表情でそれを言われるとちょっと…」
真「と言われても、僕をそういう風にしたのはお前じゃんか」
音宮「敬語が…くずれてるよ…?」
真「僕がそういう風になると…?」
音宮「怒ってますね…」
奏「おい!なんで俺が同一人物にならなきゃ…」
音宮「いいいいれかわってるぅうう?!!」
奏「あん?」
音宮「怖いなぁ〜。音宮はちょっと奏君が苦手だなぁ…」
奏「けっ」
音宮「けっとか言われても…。とりあえず、入れ代わりのしくみを教えてくださいよ」
奏「いやだね。じぶんで調べろ」
と言い残し、すたすたと帰っていく奏。
音宮「どSだぁ…。大変申し訳ありませんが、今回の
talkshowはこれまでとさせていただきます。
それではまたの機会に。今度はまともな奴にしますのでご安心を」
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.44 )
- 日時: 2014/08/12 16:31
- 名前: 音宮 (ID: IvdLyRwl)
本編です。
「あ、梓ちゃん!?どうしたの!?」
希ちゃんのところに戻った。
私が泣いているのを見て希ちゃんはすぐに私の元へ走って来て心配そうに
している。
「べつい、なんでおない…」
舌がもつれてしまい、大丈夫じゃない感じであろう。
「希ちゃんには悪いけど今日は梓がこんな感じだから
もう帰ってもいいかな」
兄が私の肩に手を回し、自分の方へ引き寄せるように言う。
まるで自分の物のように。
そうさせるのが私は少しやだなって思うが今日は支えられないとうまく立てない。
「はい。じゃ、梓ちゃん、また今度ね」
バイバイと手を振って背を向けて歩き始める。
「じゃ、俺、希ちゃんを送っていきます」
更科さんも希ちゃんの後を追い、去って行った。
二人がいなくなると兄は私を連れて元来た道を帰っていく。
「梓、大丈夫か」
いつも以上に優しい声。
歩きながら頭をなでてくれるその大きな手は安心感を与えてくれて
涙も自然にとまる。
「うん…」
兄はその後、そうかといっただけで何も聞いてこなかった。
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.45 )
- 日時: 2014/08/12 17:21
- 名前: 音宮 (ID: IvdLyRwl)
「ふふ…ふふふ」
まだ朝日が昇ってない午前3時。
藤間家で不気味な笑い声が家じゅうに響いていた。
その正体は
「あずさぁ、待ってろぉー。今、お兄ちゃんが…忘れさせてやるから…」
藤間慧。
実は、記憶を消すといってもどうやるのか全く知らないため、
インターネットでそこらじゅうを検索しまくっていた。
「おっ!これは…?」
ある情報に目が留まる。
それは食事で簡単にできるらしい。
食べ物でそんなことができるのかと半信半疑であるが薬を使いたくはない
と思う妹思いの27歳独身、藤間慧である。
早速、家にある食材であったため、調理を開始。
「うーん。結構、難しいんだな」
一歩、調理法を間違えるとすべてを忘れてしまうらしいので
額に汗が…。
緊張がはしる…。
そうすること2時間。
「………できた」
初めてにしてはよくできたなって思う。
完璧な出来に満足しながらラップをかけ、浴室に向かう。
いくらできたとはいえ、まだ梓を起こすのは早い。
また自分も汗をかいたのでシャワーを浴びたいというわけで
ラップをかけた。
汗をかいた後のシャワーは気持ちいいと思う。
なんといってもべたつく汗がなくなるのはとってもすっきりする。
シャワーを浴び終えてもまだ5時半。
余った時間は、自分の勉強時間にあてて…
気が付くともう7時になっていた。
そろそろ起こすかと立ち上がり、梓の部屋に向かう。
階段をのぼりながら思う。
あと30分後には奴の記憶がない。
梓が楽になる。みんなが幸せ。
ふふ。お兄ちゃんが、梓の記憶、綺麗に消してやるからー
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.46 )
- 日時: 2014/08/12 18:10
- 名前: 夕陽 (ID: KVjZMmLu)
こんにちは。
慧が少し怖い……。
梓ちゃんは本当に記憶消えちゃうのかな?
私は消えないで欲しいけど……。
更新、がんばってね!
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.47 )
- 日時: 2014/08/14 16:55
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
どうも。
そうだね、慧は重度のシスコンだからしょうがないかなっ。
そこらへんは次の更新のとき、あかされるかな。
更新、そちらこそ頑張。
あとコメを残してくれてあんがと。
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.48 )
- 日時: 2014/08/18 15:25
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
トントンとドアを叩く音がする。
そして兄が入ってくる。
「梓…、おはよう」
「お兄ちゃん…?」
- Re: 過保護すぎる兄と私とその他の人達!![参照200突破] ( No.49 )
- 日時: 2014/08/19 11:37
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
これで…
「おいで…梓」
おでこにキスを落とし、お姫様抱っこをする。
「お兄ちゃん?」
不思議そうにお姫様抱っこをされる梓。
これで梓が…
階段をゆっくり降りながらこれからのことをかんがえる。
記憶をなくした分、お兄ちゃんが幸せにするから…
これからはあいつのことで苦しまずに生活を送ればいい。
「お兄ちゃん…」
なにかを悟ったのか心配そうに俺を見つめてくる。
「大丈夫だ」
といいながら梓をダイニングテーブルの椅子に座らせる。
事前に用意をしていた朝食を梓の目の前に出して食べさせる準備をする。
「いただきます…、お兄ちゃんは食べないの?」
手を合わせて食べ始めようとした梓は俺が食べないことに気が付きいう。
本当に梓はいい子で優しいな…。
「俺はあとで食べるから、というよりも梓が食べる姿をじっくり見たいから」
そういうと呆れたように
「そうなんだ…」
といい、食べ始めた。
梓が口にその忘れ薬ように作った食べ物を含んだ瞬間ー
「う…」
と苦しそうにうめき声をあげる。
「梓?」
俺もこうなるとは知らなかったため、心配そうにする。
「お…にぃ…ちゃ…ん…。な…に…いれ…たの…?」
苦しそうに一生懸命話す。
「お兄ちゃんは何もしてない」
嘘だが、自然に口がそう動いた。
「…っ」
次の言葉を言おうとした梓は…急にまぶたを閉じ
意識を失ったー