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Re: 能力少女 ( No.1 )
日時: 2015/10/12 13:46
名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)

  ヒマだ・・・・・・。
  これから何をしようか・・・・・・。
  今日のやりたい事『カラオケに行って、9時間ぐらい歌う』
 は達成したから・・・・・・うーん・・・・・・なにしよう。

 そんな事を思っているのは、この物語の主人公、咲乃 ユリ である。
 ちなみに今はそこらへんのビル街
 (何故か午後5時ごろなのに人が全くいない)
 をぶらぶら歩き回っている。

   でもなー家に帰っても、あいついないしなー。
  うーどうしたもんか。なんか作るか! 
  でも、材料買うとして、お金はあるにしても、
  もって帰るのがめんどくさい・・・・・・。『能力』を使うにしても、
  人に見られたら面倒な事になるのは予想がつくし・・・・・・ってあれ?
  れいじゃないか?

 玲とは、さっきユリが言ってた『あいつ』の事である。

   たしか、県外に行くとか言ってなかったか?
  言ってたよね。うん言ってた。言ってたよ。
  これは・・・・・・聞いたほうがよさそうだな(決)

 そして、ユリは玲に自分の存在がわかるように、
玲に駆け寄りながら手を大きく振り、少し大きな声で言った。

「おーい玲、なにやってるの?」

「げっっっユリ!?」

 ユリに話しかけられた玲は若干裏声になりながらそういった。
ものすごく驚いたらしい。それに少しむかついたユリは
玲に握った拳を見せながら言った。

「げっっっとはなんだ? げっっっとは! それに今日は県外に行く
からおそくなるっていてなかった?」

「それはそうなんだけど・・・・・・とりあえずこのことは、
いつか言うから、今は気を沈めてそして、その拳を下ろして、
どっか遠くに言って!」

 そういう玲の顔は、ユリが見せた拳のせいではなく、
もっと違う理由で青白くなっており、口調が早くなっていた。