コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 能力少女 ( No.10 )
- 日時: 2014/08/24 02:43
- 名前: ろろ (ID: Yt9nQPKm)
「「え・・・?」」
「・・・。」
「な・・・何言ってるんですか?由理菜さん。だって、甘那はともかく
俺はユリと一緒に暮らしてるんですよ?それなのに信用されてないって
どういうことですか?」
由理菜は何かを思い出しているかのような顔をしながら答えた。
「いやね、しょうがないんだよ。そうなっちゃうのは」
由理菜の顔の様子を伺いつつ、甘那が言った。
「過去に何かあったんですか?」
「それは・・・」「何でそんなに知りたいんですか?」
ユリが言ったとても冷たい声で言った。
その声にその場にいた全員が黙り込む。ただ1人を除いては。
「おい、ユリ」
ユリの父、真里斗だ。
「何」
ゴッ!ユリの頭に真里斗の拳がとんだ。
「いっ!」
ガバッ
ユリがベットから起き上がる。
(↑ずっと寝たまんましゃべってたんです)
「何するの!!・・・いっつつ・・・」
飛び起きた反動で全身に痛みがはしる。
でもそんな娘の反応を真理斗は無視し、こういった。
「ふざけるのもいい加減にしろ!この人たちは、お前のことを
心配してくれているのに何だ!その態度は!!」
完全に怒っていた。それを見た由理菜が
「真理斗!!!あんたなにやってるの!この子が人間不信にになった
のは私達のせいでもあることを忘れたの!?」
「「!!」」
その言葉に玲と甘那が反応する。
「ママ!」
とっさにユリが止めに入ったがもう遅い。
玲がいった。
「ちょっと待ってください。人間不信って何ですか」
「あ・・・」
その質問を聞いて由理菜がやってしまったとゆう顔をした。
「ごめん・・・ユリ」
とりあえず謝った。
するとユリは笑顔で
「ごめんですべて丸く収まるなら、警察はいらないよ・・・?」
といった。
「「「ヒィッ」」」
甘那以外の三人が小さな悲鳴を上げる。
それを見た甘那は
「なんで、そんなにびびってるの」
と質問した。
その質問に玲と、由理菜が答える。
「何でって、そりゃあ・・・この笑顔が・・・」「「爆発寸前にしか
見せない笑顔だから」」
「そうなんですか」
今度は、答えてない真理斗に問いかける。
「うん。そう。」
とても暗い顔で真里斗が答えた。
「あああああ!!!もうそんな顔するな!!だから、自分の命も自分で守れ
無いんだよ!!」
「「「え・・・」」」
3人は驚いた顔をしながら、ユリを見た。
「なに?」
怒った様子でユリが聞く。
「いや・・・もうちょっと」「きついカンジで怒られると思ったから」
「いや、私もそんな馬鹿じゃないから、そんなに病院で大声
出さないよ」
「いやさっき散々大声出してましたよな」
「ああ?なんかいった?」
「いえ・・・何も・・・」
「それじゃあさ、話してくれる?」
甘那が言った。
「何を?」
「お前の秘密を」
今度は、玲が言った。
「ユリ・・・」
由理菜と真里斗が心配そうに眺める。
なんだかんだ言いながら、心配なのだ。
「うん・・・もういいや」
「じゃあ・・・」
「話してあげる。私のこと」