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Re: 能力少女 ( No.11 )
日時: 2014/08/25 17:31
名前: ろろ (ID: PCEaloq6)

「いいの?ユリ」

「うん。いいの、ママ・・・この人たちはうそついてないから」

「それじゃあ・・・話してくれるかな」

「はい・・・私は、あなた達と同じ超能力者です」

「「・・・」」「「ハアアアアア!?」」

玲と甘那が同時に言った。

「おお・・・見事なハモリ」

由理菜が言う。

「そんなに驚くことですか?」

ユリが、つまんなそうに言う。

「え・・・だって・・・え?」

「玲君、甘那ちゃん。驚くのはまだ早いよ?」

「え・・・由理菜さんそれ、どういうことですか」

「え・・・だって、ユリはね、超能力を何でも使えるんだよ!!」

由理菜がもの凄く自慢げに言う。

「「!?」」

  いちいち反応いいな。

「え・・・じゃあ・・・ユリが保護しなくちゃいけない人ってことなのか」

「そういうことになるわね」

じっと玲と、甘那はユリを見る。

  ・・・なんか怖いな。真顔は。

「え・・・?保護?」「どういうこととだそれ」

由理菜と真里斗がいう。それを聞いた玲が、

「ああ、それは・・・あの」

「なに?玲君?」

「頭がおかしいと思われるかもしれませんが・・・僕らは、超能力者と
戦っています」

「え・・・ということは、ユリの敵ということなの?」

即座に甘那が否定する。

「いえっそういうことではなくてですね、私達を実は、超能力者なんです。
それで私達はある組織に属してまして、祖も敵対する組織も超能力者なんですけど
その敵対する組織が、どんな能力も使う人間を探し出して仲間にしようとしている
という情報が入ってまして、なのでそのどんな能力も使える能力を持っている人間
つまり、ユリちゃんを保護するよう、上の人から言われているんです」

「なんだ、そういうことだったの。安心したー。あなた達があいてだっらまず、
ユリもうここにいないもんね」

「はい・・・だから、その・・・」

「ユリを保護していいかということか?」

真里斗が言った。

「はい・・・」

「どうする?ゆり?」

「・・・」

「あっそうそう、自分のせいで『また』誰かをまき込ませてしまうと思っていたら、
それはもう、手遅れだと思うよ?」

「!・・・なんで分かったのママ」

「それはね、あなたのママだもん。わかんないことなんてないよ!」

「答えになってないよ」

「それで、どうするんだ?」

真里斗が言った。

「もうまきこんでるのならしょうがない。いいよ。行く」

「よし、そうと決まれば。私、垣根さんに連絡してくるね」

「おう!」

ガラガラ・・・ガラガラ・・・トン・・・

「そんじゃあ、起きますか!」

「おい!まだケガが・・・」

玲が、寝かそうとすると—

「大丈夫!もう治ったから」

「え・・・いつの間に・・・」

「玲たちと話してたときに」

「そうなんだ」

「あっ!そうだ、そういえば、ママたちは、いつまでいられるの?」

「それがな、明日の便で帰らなきゃいけないんだ」

真里斗が答えた。

「マジか!それじゃあ、もう退院しよ!元気になったし!」

「そうだな・・・でもどうやって退院するんだ?」

「こうやって」

そういった瞬間、ガラガラッ

「!!」

「おう、ユリちゃん元気になったね」

「はい!」

「それじゃあ、退院していいよ!」

「やったー!」

「それじゃあ」

「はーい」

ガラガラ・・・トン

「はい、退院!」

「ユリ・・・」

「なに、玲」

「お前なんでのありだな」

「そう?」

「「「うん」」」

ユリ以外の病室にいた人、由理菜、真里斗、玲がそろって首を縦に振った。