コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 能力少女【超能力募集】 ( No.21 )
- 日時: 2014/09/15 15:19
- 名前: ろろ (ID: DIeJh8tY)
- 参照: http://www.kakiko.info/oekaki_bbs/data/IMG_003720.jpg
コラボ企画
フェンリルさん!ついに書き終わりましたよ!
そして思ってより長くなったので何回かに分けて投稿します。
それでは、お楽しみください。
本編
これは、本編の能力少女が始まる数週間前のお話。
・・・何しようかな・・・玲は仕事に行ちゃったし、カラオケ行くにも今日は休みとか・・・ホントついてない。
でも、休日に休みとかひどいよ、ホント。ありえない・・・。
そんなことを思っているのはユリである。ちなみにきょうは、黒のTシャツと白のパーカーと
ピンクのスカートに白のスニーカーだ。
「気晴らしに行ってみたことが無いとこに行こうかな・・・」
**********************************************
と言ったものの・・・。
「此処どこだアアアアアアアア!」
ユリは木と雑草しか存在しない場所に迷い込んでいた。
ホントにどこなんだろう・・・携帯は・・・。
そう思い、携帯を見ると、圏外だった。
うわぁ・・・圏外とかありえねえ。
「でもそうなると帰り方は・・・」
ガサガサ
「!!」
やば、誰かくる。
ユリはとっさに音はしたほうから死角になるであろうところに隠れた。
「ねえ、レイシア本当にここであってるの?」
「うん。確かにここら辺から声が聞こえたはずなんだけど・・・」
音がしたほうから現れたのは2人の女の子だった。紫の髪のショートに紫の目の人の名前は分からないが、
腰まである金色の長い髪とルビーの目のほうはレイシアというらしい。
女の子が2人か・・・。でもそんなに響いていたのか?私の声・・・でも、人違いって言うこともありそうだし、様子を見てみよう。
「でも誰もいないよ。気のせいだったんじゃない?」
紫の髪の人が言う。
「そうなのかなあ?確かにここら辺から『此処どこだアアアアアア!』ってゆう叫び声が聞こえたんだけどなあ」
これはレイシアだ。
やっぱ私だったあーやばい・・・泣きそ。よし、あとで思いっきり玲に八つ当たりすることにしよ。
でも早くあの2人どっか行ってくれないかなあ。
しかし、ユリの願いなど届くはずも無く2人の女の子はそのまま動かず会話を続ける。
「にしてもさっきの大声からするに女の声だったよね」
紫の髪の子が言う。
「うん。絶対女だよ」
レイシアが言う。
なんか推測始まっちゃったよ・・・。
************それから10分後*****************
まだ女の子2人の談義は終わらない。そしてユリはそのままその談義を聞いていた。
そしてこう思い始めていた。
これ、見つからないんだったらここで瞬間移動して帰れるんじゃね?
と。でも、今日ユリははことごとく運が悪いのである。ユリが確認のため女の子2人を見てみると
うそだろ!?
なんと話をしていた2人がユリがいる方向に進み始めてきていた。そして、
「あ・・・あそこに女の子いるよ」
レイシアが言った。
うそでしょ!?なんで?私なんか悪いことした?何で行こうとして
確認したら見つかるの!?あーもうめんどくさいことになんなきゃいいけど・・・。
でもユリは今日ことごとく運が悪いのだ。
「ねえ、そこの誰か分からないけど、女の子・・・だよね?出てきてくれないかな?」
「そうそう」
うう・・・めんどくさい。
ユリは姿を現すのは嫌なので声だけ出すことにした。
「え・・・と、ごめんなさい。そんなに大きな声でしたか?」
それに紫の髪の人が答える。
「お、姿は見えないけどやっぱいるのか。うん。声おおきかったですよ」
「そうか・・・ありがとうございます」
お、意外と親切な方だった。
ユリが少し安心すると、レイシアの声が聞こえてきた。
「フィヌス・・・何勝手に返事してるの」
「いや、女の子だから」
「どうゆう事?」
「え・・・だって、親切にしたらなんかやらせてもらえるかもしれないじゃん!」
「はあ!?」
「だから、私は親切に接するのだ☆あと声かわいかったし」
「うん。声がかわいかったのは認める。でも下心はやめよっか」
「えーなんで」
なんでじゃないよ!あ、でもフィヌスっていうんだ。でもほんとにこの子、女なのか?
男の考えていることにしか聞こえないんだけど・・・。
心の中でユリは聞いていて心の中でフィヌスにツッコミを入れる。
「それにしてもなんで顔出してくれないんだろ・・・」
「そうだね、でも声は出してくれるから聞いてみる?」
「あ、その手があったか」
「じゃあ、聞いてみるか。えーと、ごめん聞きたいことがあるんですけど」
お、談議?が終わったな。でもそういう考えに落ち着いちゃったか・・・。
「何ですか?」
「どうしてそこから出てきてくれないんですか?」
どうしよ、本心言っちゃってもいいのかなコレ。まあ・・・いっか、言っちゃえ。
「あ、えっとですね・・・」
ユリはもう、どーでもいいから寝たくなってきていたので本心を言って帰ろうと
いうことにした。
「ただ単に嫌だからですかね、人に姿をさらすのが」
コレがユリの本心だった。でもたいていの人はこんな理由では納得しないのは当然だろう。
当然ながらその答えを聞いた2人も同じ考えだった。
「「え・・・それだけ?」」
「それだけです。あとレイシアさんと、フィヌスさんでしたっけ・・・もう一つ理由があるんですよ」
「あ、そうなんだ。なになに?」
レイシアが言う。
「あの、あなた達ただの人間ではありませんよね」
「「・・・」」
レイシアとフィヌスは無言になった。
ユリは今までが急に騒がしかった2人が静かになったので言ってはいけないことを言ってしまった
事を悟った。
「あ・・・あのうあれ?大丈夫ですか?」
「ねえ」
「はい」
「どうしたそう思ったの?」
「え?」
「私達がただの人間じゃないって」
「あ、えっとそれは内緒です」
「でも言ってくれないとなんか気になるじゃん。あと、ただの人間じゃないっていうの正解だよ」
その後、レイシアが何か小さい声で何かで言った。
「・・・え?」
その瞬間。
「!?うわあ!!!!!!!!!!」
ユリが身を潜めていた木が横に真っ二つに割れ、割られた木の上の部分がユリのほうに崩れるように落ちてきた。
「なにしてんですか!?危うく私つぶされそうになりましたよ!?」
ユリが倒れてきた木をギリギリかわし木を倒したレイシアに軽くキレる。
「いや、もうめんどくさくなっちゃたから。そしたらあなたにただの人間じゃないって言われたから
だったら認めるついでに姿見れるほうがいいよねって思ったからこうした」
レイシアが理由を説明した。しかしユリは、はいそうでしたかといえる訳も無く怒りが収まらない。
「そんな理由で木を切ったの!?てか顔見られちゃったし、あーもうあ〜〜よくそんなことがいとも簡単に出来ますね」
それに答えたのはフィヌスだった。
「そうだよねーこれはさすがに危なかった。死んじゃったらもともこもなかったし、レイシアこれは謝ったほうがいい」
そういわれたレイシアは、
「うん・・・ごめんやりすぎた」
と、少し不満だと言うカンジの顔をしながら言った。それを見たユリはさらにむかつく。
・・・何この態度。謝っているようには見えないんだけど。
「レイシアその態度はない」
フィヌスがユリの思ったことをだいべんしたように言う。
「なっ!だってもともとこの子が悪いんじゃん!ぱっぱと顔見せてくれたらいいものを全くもって見せてくれないから」
それを聞いたユリは、
「・・・あ、私が悪かったんですか。そうですか・・・そうですよね、私がぱっぱと顔見せておけば
こんなことにはならなかったんですもんね・・・あの、すみませんでした。ほんとに・・・ごめんなさい」
謝った。心のそこから。それを見たレイシアはうっと少し息が詰まったような顔をしてから
「いや、そんなに謝る必要はないよ。・・・あの、ごめんね。私もやりすぎた」
と言った。
「それじゃおあいこと言うことでいいですかね」
「うん」
「それじゃあこの件は終わりと言うことでいいね」
フィヌスがいうと、ユリとレイシアが言った。
「はい」「うん」