コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 能力少女 ( No.4 )
- 日時: 2015/10/12 21:01
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
「やっぱ、コレを使うといい気がしないなー。
それもそうか、人の大事な物を取るようなカンジだからね!
だったらやるなって話だろ!」ビシッ
あーヤバイ・・・・・・。
時が止まっているときに一人でボケて、一人でつっこむと、
すっごくむなしい。あー泣きたくなってきた。
何がしたかったんだ私。
「ま、いいや。えーとここに立ってっと」
ユリは玲と女の人の記憶を書き換えた時、自分が立っていることにした
場所に立ち、自分がしているとした動きを作った。そして、
『ーとめた時を動かすー』
それと同時に世界が動きを取り戻し、沈黙がやんだ。
「ユリ!?」
驚いているのは玲。
「おまえ・・・・・・逃げろって言ってるのがわからないのか!?」
玲は、さっき会ったときのような反応をしている。
あれぇー? 記憶消して改ざんしたからおかしくなっちゃた?
いやいや、そんなわけないだろう。は! もしかして改ざんミス!?
うぅ・・・・・・。頭の中見ちゃおうかな、その方が手っ取り早いし!
そしてユリは玲の頭の中を覗いた。そしてこんな言葉が
ユリの頭の中に流れてきた。
『なんでこいつがいるんだ? あいつが能力使って俺達以外の人が
無意識にこの場所から出て行くようにしたのに。
しかも敵に見つかるなんて・・・・・・』
え? なにそれ、俺達?能力? 敵? え?
・・・・・・・・・・・・。解からねぇ。どこの世界のお話ですか?
超能力ならまだわかるけど、敵て、え・・・・・・なに
やっぱ、頭何かやっちゃっタ?
ユリがそう思っていると女の人の声が聞こえてきた。
「ねー遊ぼうよー」
その声にユリと玲は振り返る。そこにいた声の主は、
ユリをビルに突っ込ませた女の人だった。
女の人はニコニコしながら言葉を続ける。
「ねーえ! 遊ぼうって! 言ってるのっっ!!」
ヒュンっ!何かがユリの顔面めがけて飛んできた。それをユリは
「うお!!」といい、咄嗟の判断でよける。
そしてあるものはさっきユリがめり込んでいった建物に刺さった。
ユリがそれが何なのか確認するために遠目で
その突き刺さったものを見る。
そして、飛んできたのはなぜか先のとがったシャーペンだった。
あっえーと飛距離100メートル・・・・・・くらい?
「何でだぁぁぁぁ!!!! いや、すごいけど、すごいけど、
なんでシャーペン!?」
状況判断が終わるとユリが叫ぶようにそう言った。ある下心を隠しながら。
そして、ユリのその姿を見た玲はユリに向かって言った。
「おい。つっこむのはいいが、早く逃げろユリ。」
「うぇ? あ・・・・・・うん。」
チッさっきのリベンジを果たしたかっただけなのに・・・・・・。
まあ、何か巻き込まれても面倒だしいいや従っとけ。
「分かった。」
「ん、じゃ、後で必ず事情は話してやるから」
「うん。ぜったいだよ!!」
そう玲に指を指しながら言ったいったあと、ユリは全速力で走った。
「うおっあいつ速ぇーな、じゃ、こっからは、好きに暴れるとするか!!」