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Re: 能力少女【超能力者?再募集】 ( No.49 )
日時: 2014/11/01 15:45
名前: ろろ (ID: Ve/IoWsn)

「な・・・何事!?」

ユリが、突然のことに驚く。まあそれもしょうがない。
そのさっきの声の主は、そういいながら玲に飛びつき今は、玲にでき付いているのだから。
そして、抱きつかれている等の本人はとても苦しそうな顔をしながら

「お、おい・・・レオ・・・離れろ。苦しい・・・」

と言っている。そして、その抱きついている人を見ると、もの凄く幸せそうな顔で、

「あ・・・後もうちょっと・・・ハァ・・・ハァ・・・」

と言っている。ユリはそれを見ると何この人達というような目つきで2人を見ながら真顔で言った。

「玲って、そういう事をやる人たんだ・・・」

それを聞いた玲はあわてて反論する。

「ちっ違うんだ!ユリ!これはこいつが一方的に・・・グエ・・・苦しい」

だが、途中で締め付けに負けてしまっている。

  ホントに苦しそうだな。てゆうか、どんだけ握力強いんだあの人。
 助けてやるか?手もコレ見てると面白いしな・・・。
 あ、でも助けてあげよ。大変な顔色になってきてる。

「あの・・・」

ユリが、玲を締め付けている女の人に声をかけた。
そしてその女の人は「あれ、何この子?」言いたげな表情をした。
そして玲にこう言った。

「ねーえ!玲。この子誰?なんで玲に親しげに話してるの?」

それを聞いた玲が答える。

「なんでってこいつ「一緒に暮らしてるんでしょ?ね!ユリちゃん!」

が、途中でさいぎられた。そのさえぎった声の主は・・・

「甘那さん!」

コレを言ったのはユリ。しかも結構うれしそうだ。

「甘那さん2日ぶりですね」

「うん。おお、ユリちゃん白のワンピなんか着るのか」

甘那がやはり楽しそうに言う。なんかもの凄く楽しそうな様子だ。
そこに女の人の抱き付き攻撃から開放された玲が入ってくる。

「そうなんだよ。てか、いつも白のワンピだよな」

それを見たユリが舌打ちを交えながら言った。

「あーやっぱ助けに行かなかったほうがよかったかもな」

それに甘那が同意する。

「だね」

それを聞いて玲は・・・。

「ひど・・・」

悲しむのであった。が。

「で?この子誰なの?カンナさん!」

と言ってきた人物がいた。さっき玲を締め付けていた人だ。
それを聞いて甘那がため息混じりに言った。

「さっきも言ったでしょ?私の保護対象のユリちゃん」

「ああ!その子か!」

「忘れてたの?」

「うん!僕玲にしか興味無いから!」

女の人がものすっごい笑顔で言う。

「はあ、そんなこと言ったってアンタ男でしょうが」

「そうだけど、心の中はほとんど女の子だよ?」

ユリはその会話を聞き逃さなかった。

「ちょっと待ってください!」

「何ユリちゃん?」

「この人男なんですか!?」

「うん。そうだけど。あ、自己紹介がまだだったね」

甘菜がそう言うとその女に見える男の人は自己紹介を始めた。

「僕の名前は神埼 レオだよ!能力は、覗き。玲さん大好きなんだよ!
ちなみに女の子にはあまり興味が無いかな?
この格好は、僕のありのままの姿だよ!髪も地毛。
・・・この子がいなくなれば僕が玲さんと一緒に住めるのかな。
まあ、よろしくね!」

「うん。・・・ねえなんかこの人自己紹介と一緒にとても恐ろしいこと言ってなかった?」

自己紹介を聞いたユリはまずそう言った。それに甘那が答える。

「うん。言ったね。まあ、背後には気をつけてとだけ言っとくね?」

「・・・ああ、はい」

ユリは少し悲しそうにそう言った。