_「空火!?」掴まれた腕を無造作に引っ張られ後ろへと引かれる。「…暁」「ああ」「え……?」確かに、クウカはこの男のことを“アカツキ”と呼んだ。「知り合い、なの?」「翠蓮さんがお待ちだ」しかし、わたしの言葉を無視しアカツキへと声をかける。「…………」「既に皆みな揃った」「合言葉は」二人、脚を曲げ、片膝をつきわたしに向かい頭を垂らした。「「我等愛姫の名の基に。」」