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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: .*+恋色涙+*. 君といた時間 ( No.13 )
- 日時: 2014/08/13 09:32
- 名前: 花楠 (ID: yWcc0z5O)
*Episode7*
「あ、来た来た」
2人は1年D組の前の壁に寄り掛かっていた。
「単刀直入に聞くね。俺と凪也、彼氏にするならどっち?」
「え!?」
ど...ど...どういうこと!?
何なの?
なんかの罰ゲーム!!??
「えっと...あのー」
「早く答えろよ」
うう...五十嵐くん怖い...
ああっもうここは正直に言うしかないっ。
「風間くん...かな?」
次の瞬間、風間くんが少し悲しそうな顔をした。
けど、それは一瞬で
「あ、うん。分かった。ありがと」
そう言って、教室に戻ってしまった。
話ってそれだけー!?
「何、変な顔してんだよ」
五十嵐くんが面白そうに笑ってる。
「変な顔って...だって、話してることが変だったから...」
「あー、まぁそのうち分かる」
「はぁ...」
五十嵐くんも教室へ戻っていく。
「そんなとこで突っ立ってたら、授業遅れっぞ」
あ、そうだった!!!!
「じゃあね、五十嵐くんっ」
私は、大急ぎで教室に戻った。
遅刻は何とか回避できたものの...
久しぶりに全力疾走して、息も絶え絶え。
この後、小波戸くんに笑われたのは言うまでもない。
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