コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 君といた時間...*+。 ( No.7 )
日時: 2014/08/08 08:06
名前: 花楠 (ID: yWcc0z5O)


*Episode3*

視聴覚室の前。

委員の人がたくさん集まっている。

小波戸くん、まだ来てないやっ。

早く来ないかなぁ?

私は階段を降りて、小波戸くんを呼びに行こうとした。

ドンッッ!!!!

「いってぇー...」

「お前、何やってんだよ。バカだな」

「うるせぇ...」

あ、私この人とぶつかっちゃったんだ。

「あの、すみませんでした」

「俺の方こそゴメン。前、見てなかった」

ぶつかった男の子が顔をあげた。

「ぶつかったの俺で良かったな。コイツだったらやばかったよ」

と、隣の男の子を指差す。

子犬のような可愛い笑顔で話しかけてくる。

「あ、委員の人?」

「はい」

「一緒だ」

すっごく気さくな人だなぁー。

「じゃ、俺ら先行くから」

2人はじゃれ合いながら歩いていく。

ぶつかった人、あの人で良かった。

「おー、ワリワリ。水谷たちと話してたら遅くなっちまった。まだ始まってねぇよな?」

小波戸くんが階段を上ってきた。

「うん。まだ大丈夫だよ」

「ふぃー、危なかったー」

私たちは視聴覚室に入っていった。