コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.10 )
- 日時: 2014/08/10 14:05
- 名前: 瑠亜 (ID: KqRHiSU0)
Part3 お友達
今日はスキップしたくなる気分
昨日、侑咲樹ちゃんとメールをして少し距離が縮まった
好きな歌手の話や
勉強の話
好きな食べ物の話とか
メールってこんなにも楽しかったっけって思ってしまった。
「美爽ちゃん、おはよう」
手を振ってくてる人がいる 嬉しい気持ち
もう、あの日には戻って欲しくない…。
「侑咲樹ちゃん、おはよう」
笑顔が毎日溢れる
そんな日々を送りたい。
「あ、侑咲樹と鹿部さん おはよう」
なんだか、久佐田くんとも距離が縮まった気がする
「あっちゃん、プリン奢ってよね!昨日私のプリン食べたでしょ!」
あ、あっちゃん?
「あれはおばさんが出してくれたんだよ、文句あるならおばさんに言えよ」
どうやら、あっちゃんというのは久佐田くんのニックネーム。
「あっちゃんが気付かないのが悪い!あっちゃんのばーかー」
「うっせ、ちび」
「はー!?昔は、私の方が上だったくせに!」
仲がいいんだなぁ、まるで…カップルみたい
「あ、ごめん。鹿部さん朝っぱらからこんな馬鹿みたいな会話、目の前でやっちゃって」
「ううん、気にしてないよ」
というのは、嘘。
めちゃくちゃ気にしてる…。
なんなんだろう、このもやもやする塊。
「もう、こんなあっちゃん置いて行こう!」
侑咲樹ちゃんに手を引っ張られて、教室へ向かう
今日はあいにくの雨。
じめじめしていて、このもやもやもスッキリしない。
晴れていてもスッキリしないと思うけど…。
席に座る
こそこそ言われると思ったら、今日はみんな違ったみたい。
読書をする人や
スマホをいじる人
がやがや友達とお喋りする人
久佐田くんは…何してるんだろう…
そっと、後ろの席の久佐田くんを見る
どうやら寝ているらしい…
少しはねた黒髪と少し高い鼻
じっと、見れば見るほどもっと知りたい
ぱちっと、久佐田くんが目が開いた
そして、目が合った
「っ!?」
私は慌てて、前を向く
びっくりしたのもあるが、別のドキドキが私を襲う
な、なんなんだろう、もやもやしたりドキドキする
この不安定な気持ち
つづく…