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Re: 理不尽に正義の救済を。— フルーリア王国物語 — ( No.10 )
日時: 2014/08/27 13:35
名前: 碧 ◆IE2yZUmZd. (ID: mjDeMGCD)

第三話

「『被害を最小限に』……『国民を巻き込まず』……『正義を貫き通す』…?どういう事なんだろう…」

それが、僕のこの戦争でやるべき事なのは確かだろう。
そもそも正義って…。

「あ…っ」

正義というのは、何かを失わなければいけない…?
そして他人を巻き込まない…となると…
——自己犠牲?
自己犠牲を続ける——でも…。
国民を守るという使命を果たすには…僕は勝たなければいけない。
だって、国王だから。

「成る程…そういう事か…」

常識を壊す…今までに誰もやった事のない事。

『ただ1人で戦争に挑む』。
そして『傷付くのは自分だけにする』。他に犠牲者を出さない。
誰にも死んで欲しくはない。だから…『自分にも相手にも不利益を出さずに勝利し、得る』。


「わかった…やっとわかったよ…」

自分だけで世界に挑んで、良い条件で他国を自分の国にしてしまえば——。

「ふっ…やってやろうじゃん…“全世界侵略”」

ガチャッ

「レオン様、ご紹介したい方がいらっしゃるのですが…」

…メイドさん。空気読んで…。
なにこれなんか恥ずかしい……。

「ぅ、うん…いいけど…誰?」

「今お呼びしますね。入って下さい」

「失礼します…」

…!?

「——ほっ、本日から、レオン様の専属メイドに務めさせて頂く——」

そう、僕の目の前に現れた天使は、

「…私、アリア・カルティエと申しますっ」


…どういう事でしょうか?


〜 おまけ 〜

レ「自己犠牲かぁ…そういえば黎和王国のアニメの登場人物がそうだったような。確か…正義のヒーロー・ア●パンマン?」

キョロキョロ...
レ(うん、誰もいないよね…)

メイド「レオン様、お食事をお持ち致しまし…」
レ「アァァーンパァァーンチっ☆」

「「……」」

レ「うわあああああああああぁぁ!!!!///」