PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 公立理富雫高校、雑談部。 ( No.5 )
- 日時: 2014/09/11 20:52
- 名前: マリー@あんてぃーく (ID: MXL14IX2)
第二話「疑問」
「………はい、もう大丈夫よ」
私の頭部への手当てを終えた優しそうな先輩……楽座真梨子は、そう言って穏やかに微笑んだ。
「とりあえず、安静にしておけば治ると思うんだけど…具合は平気?」
「は、はい……大丈夫です」
本当は結構痛かったけど、心配させるわけにもいかないので、そう答えた。
「そう……なら良かった。まぁ、今日はあまり運動とかしないようにね……あなた一年生よね。何か部活に入ってる?」
「いえ、まだ何も……」
「あら、そうなの。なら、そんなに動くことはなさそうね。………ちょっと、ヤノ!」
「ん〜……なにぃ?」
「なにぃじゃないでしょ。お客さんが来てるのに。それに、コウセイも何処か行っちゃったから呼び戻しに行かないと」
「あ、あの……」
今までずっと黙っていた悠が、急に口を開いた。
その場にいた全員が、そこ一点に注目する。
「ここって雑談部って言ってる割には、あまり喋ってないような……」
真梨子先輩はキョトンとした表情を浮かべ、
ヤノと呼ばれた少年はケラケラと笑いだした。
「君、なかなか面白いねぇ」
そう言いながら、今尚爆笑している。
そこまで笑われてしまっては、さすがの悠も不機嫌そうだ。
笑いすぎて過呼吸になっている先輩(なのかな…)を無視して、真梨子先輩は苦笑しながら言った。
「………まずは、この部活について説明するわね」
やっと更新できた〜…(・・;)
PR