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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋涙燦燦 [参照600感 ( No.124 )
- 日時: 2014/10/08 23:08
- 名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
「……」
遥美ちゃんも少し悲しげな面影に。
あと修学旅行の時。
バスで泣いていた時に私の隣にいてくれたのは他でもない遥美ちゃんだった。
「雫」
少し普段とは違う真剣な声で遥美ちゃんは声を出す。
「んふ?ふぁに?(ん?何?)」
パンを頬張る雫ちゃんの声が少しおかしい。
「今から購買でパンの安売りあるみたいだけど……」
「ほんほ!?ひっへふゆ!(ほんと!?行ってくる!)」
雫ちゃんはとても驚いた様子だ。
そしてゴクッとパンを飲み込み、テーブルを叩きながら勢いよく席を立った。
「ちょっと行ってくるね!」
片手にちっちゃな財布を携え少し小走りで雫ちゃんは駆けだした。
廊下で走るパタパタという軽快な音が遠くへ消えていく。
……こんな中途半端な時に安売りなんてないだろうに。
でも
遥美ちゃんが意図的に雫ちゃんを席から外したのは手に取るように分かった。
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