コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 恋涙燦燦@参照900突 ( No.164 )
日時: 2014/10/14 23:11
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

湊くんはカーテンを開け中に入ってきた。
そしてベッドの脇にある丸椅子に腰掛ける。

その次、湊くんが発した言葉は

「で?何でこのこと俺に相談しなかった?席一番近くにいるだろ?」

説教でした。

湊くんのヒラヒラさせてある右手には朝見つけたあの便箋が。
「あ、なんでそれ……」
「涼架の机の上に放置されてた。詳しいことは事情聞きながらにするから。
 で、何で言わなかった?」
二回目のせりふ。少し怒りの声が混じってる。
「ご、ごめん……何か男子にそんな事言うの恥ずかしくて……」
はあああぁ、と彼は大きなため息をついた。

「あのさ、少なくとも俺とお前は顔見知り程度の関係じゃないだろ?
 俺は涼架のことを女子の中では一番仲の良い、本心親友って思ってるけどさ……」


『親友』


なぜかその言葉が私の胸をきゅっと締め付けた。

「俺はさ涼架にとってどうなの?」



それは好き、嫌いを聞いているようにも捉えられた。



いやそう自分で捉えたのかもしれない。

Re: 恋涙燦燦@参照900突 ( No.165 )
日時: 2014/10/15 06:59
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

でもちょっと悪いことしたからちゃんと答えないとね。

「どう……って、そりゃ男子の中では一番仲の良いとっても信頼してる人だよ……でも……」
少し俯きげに答える。
「そっか。そいえば中学ん時から男子慣れしてないんだっけ。それ以上は良い辛いだろ
 ま、いいや、今回は許してやるよ」

彼はそう言いながら頭を掻いた。
許すってそんなに怒ってたのかな。

「う、うん。でもさ、何で湊くんあの時いたの?話してはなかったし」
私は顔をあげて聞く。

「あぁ、俺らのクラスから運動場見渡せるだろ?
 外眺めながら今日も喋ろうって思って教室で待ってたけど涼架が来ないじゃん。
 んでボーッとしてたら涼架を見つけたんだよ」
「え、ずっと待っててくれたの?」
「当たり前じゃん。話したかったんだし」



ちょっと。ほんのちょこっとだけ胸がドキッて高鳴ってしまった。

ほんの少し期待を寄せた。