コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 恋涙燦燦~LoveTear~ ( No.19 )
日時: 2014/09/14 22:23
名前: 峰川紗悠 (ID: EHK9H4Vk)

とゆうか今さっき胸を凝視してたのって名前見てたんだね。
制服の胸の部分には名字縫われてるし。
胸の大きさ気にしてた自分が恥ずかしい……
「君……君の名前は?」
私も聞く。
胸を見る限り『駒沢』ってのはわかる。問題は下だ。
私だけ答えて何も得られないのは少し嫌だからね。
「俺?俺の名前は」
そう。
「駒沢 湊だ。こまざわ みなと。な」


これが彼との出会いだった


それから私は彼ととても仲良くなっていた。
高校初日に知り合ったのに。しかも男子と仲良くなるとは。
元々中学では(今でも)地味な風な女子だった私はあまり男友達がいない。
というか男子とのつきあいすら薄かった。
いつもいつもあの仲良し4人だったから駒沢くんと毎日前後ろで話す多愛のない一つ一つの会話がとても新鮮だった。

Re: 恋涙燦燦~LoveTear~ ( No.20 )
日時: 2014/09/14 22:41
名前: 峰川紗悠 (ID: EHK9H4Vk)

そして入学式から少し経ち高校生活にも馴染んできたとある7月上旬の会話。
私と駒沢君はいつの間にやら放課後にいつも30分くらいおしゃべりをしてた。
お互い違う地域で下校中長々とはなせないから放課後が定番になっていた。
「っしゃー!」「パーッス!」とグラウンドから運動部のかけ声が響く。
ちなみにお互い部活には入ってない。二人とも入る気も端からなかった。

そいえば最近席替えがあった。
私の席は中央列中間から離れ左端の列の一番後ろに。つまり窓側になった。
そして駒沢くんは私の一つ前。立場は大して変わってない。
「それにしても部活生みんなここ最近頑張ってるね〜」
「もうすぐ夏の大会あるからじゃない?みんな1年もレギュラーとか目指して頑張ってんだよ」
「なるほど……」

と、話してる速やかに帰るという部活をしてない帰宅部二人。
「「……」」

そして会話が止まる。
話したいのに何を話せばいいか分からない。
時々二人そろってネタが尽きる。