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Re: 恋涙燦燦@本編再開! ( No.199 )
日時: 2014/10/21 23:23
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

ドクン!!

「湊くん……」
頭の中のピンと張っていた何かの糸がプツンとちぎれた。
すると体全体の力が抜け自分を支えられなくなる。
糸の切れた操り人形の如く私は前に倒れる。
そして湊君の体に倒れ身を預けた。
ほんの少し残っている僅かな力で指先に力を入れ彼の制服を弱々しく掴む。

「ど、どした?本当に体震えとるぞ?」
彼の暖かな体が私を包み込む。
「私……」
「え?」


もう抑える蓋なんて無い。
この思いを私は秘めていたのか隠していたのか。
それが故意的なものなのか無意識だったのか。
そんなことは何となく後に分かる気がした。


思いが明け放たれる。

「わ、私……」
力を出しいつもより下から湊くんの目を見て言った。







「私……み、湊くんのことが……だ、大好き……」