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Re: 恋涙燦燦of最高の告 ( No.206 )
日時: 2014/10/23 06:41
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

涙が出そうだ。
こんな一言を発しただけなのに恥ずかしくなる。
相手のことが好きな気持ちに気付いて
好きで好きでどうしようもなくなってずっと一番近くに居たいって心から思えて
心がそう要求している。



これが『好き』って気持ちで
これが『恋する』って気持ちなんだね……



「…………」
「っ!」
私を支えるように背中に回されていた手の力が強くなる。
そして体が引き寄せられ湊くんの体全体に抱きしめられた。

とても暖かい胸が私を大きく包み込む。
「うぅ……」
目が潤む。
嬉しいのか怖かったからなのか。
とにかく気持ちが涙腺を刺激していく。
そして私の頬を涙が伝った。
それから間もなく涙が溢れるように流れ出した。

「何だよ……結局そうだったのかよ……」

一瞬戸惑ってしまった。
その先が少し怖かったから。
それでも涙は止めどなく溢れる。

私は湊くんの放った言葉の意味を待った。