PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋涙燦燦@本編再開 ( No.216 )
- 日時: 2014/10/27 23:59
- 名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=38046
「それで放課後、外にいるお前と手紙見つけて内心凄い焦ってた
俺の近くから涼架がいなくなるんじゃないかって、それですげー葛藤した
いつも仲良くしてるから幸せになってくれればそれでいい
でも俺の側から離れてほしくない
どっちの思いも強くて体育館に行くお前に付いていった
後はもうあの通りだ」
頭の中にあの時の湊くんの行動が蘇る。
普段出さない大きく怒鳴りあげる声で柴岡君を追い払う湊くんの姿。
その姿を見て私の記憶は途切れた。
その姿だけが目に焼き付いていた。
その姿にも私は恋をしていた
- Re: 恋涙燦燦@本編再開 ( No.217 )
- 日時: 2014/10/28 23:34
- 名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
「うっ……」
「ちょっと顔あげろ」
私の肩に彼の手が置かれ、倒れ込んでいた私の体を起こす。
ベッドに座っている私。
丸椅子に座っている湊くん。
目線は一緒。
今私たちは同じ立ち位置にいる。
私から見る彼はとても滲んで見える。
泣きじゃくっていたから目が赤くなってるかもしれない。
潤んだ瞳から見る彼はとても輝いて見えた。
彼は目を瞑る。
とても静かにゆっくりと。
10秒くらい目を瞑った後、目を彼は開けた。
とても穏やかな表情。
「小鳥遊涼架さん」
「は、はい……」
「俺はあなたのことが大好きです
笑顔も何もかもあなたの全てが大好きです
悲しんでいたら一緒に悲しんで、笑うときは一緒に笑って
幸せなときは一緒に喜んでいたいです」
彼は右手を差し伸べてきた。
「俺と、付き合ってください」
PR