コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 恋涙燦燦 大大大発 ( No.259 )
日時: 2014/11/11 00:03
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

バスケ部のマネージャーになった理由。
まあ中学では普通にしてたんだけど、性に合わなくて。
でもバスケは好きだからマネージャーになった。

実際七高にはマネージャーは存在しなかったみたいだけど、先生に交渉してみた所。

    ◇   ◆   ◇

『倉川先生(顧問)、私、バスケ部のマネージャーになりたいんですが』
『ん〜……いいんじゃない?』
『え』
『私一人じゃ切り盛り大変だしさ〜遠征時も辛いしさ〜
 ま、入るのは大歓迎だけど、全力でマネやってもらうからな?』

『あ、はい!』
この瞬間入部が決まった。

『あと、えと柳浦さん?君タイミングいいね〜
 昨日にもマネ希望に来た奴がいるんだよ。まあ二人で頑張れ』

    ◇   ◆   ◇

……で、

「おい」
「ん?」
「それ、もう拭いてるって」
「あ、ほんとだ」
「やっぱバカか」

お相手がこの子なのです

Re: 恋涙燦燦 大大大発 ( No.260 )
日時: 2014/11/11 23:56
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

真蔵 悠久。まくら ともひさくん。
同じクラス(マネージャーになって気づいた)
というか同じ中学だったことも驚いた。
少し目付きが悪いけど顔はすごいイケメンだ。

"顔は"

性格は何というかボロクソ悪い。
いつも睨むし、口を開けば悪口。
注意力はなかなかいいけど注意するときの言葉がそりゃあ酷い。

というか一緒にマネージャー4ヶ月位やってるけど……

何でこの人マネージャーしてるんだろう。
凄い嫌そうに作業してるし……

「ねぇ、真蔵くん」
「なに」

うわぁ、目ぇ、怖い。
私は半分おびえながら、
興味の固まりで質問した。

Re: 恋涙燦燦 ~真蔵くん ( No.261 )
日時: 2014/11/13 00:02
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「真蔵くんはさ、なんでマネージャーやってるの?」

「え……」

彼は突然の私の質問に驚いたのかボールを拭く手を止める。
手から逃げたボールがポンポンと転がる。

「おっとっと……」
コートにボールが入っちゃいけない。
私は体を倒しながらボールを拾った。

「あ、スマン」
「う、うん。で、何で?」
「……」

なぜか口を一文字に塞いでる。
そんなに言いにくいのかな。

「あ、無理しなくていいよ。そこまで強要しないし
 なんなら私から言おっか?えっと私は……」

「おい」

今さっきの鳩が豆鉄砲をコツンとくらったような顔は消えていた。
驚いていた顔は嘘かのように、いつもの目付きの悪い顔に戻っていた。

「お前さ、結構口数多いよな。うるさいくらいに」


イラッ