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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 〜+.:**恋涙**:. ( No.304 )
- 日時: 2014/12/04 23:02
- 名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
「うぅ……」
やっぱり重い。相変わらず重い。
元バスケ部だった私。
でも力だけは人一倍弱い。
廊下をフラフラ蛇行しながら進む。
で、真蔵
「……」
私と並走……並歩してくれている。
そういえばあまり意識してないけど偶に優しいところが垣間見える。
偶に……
いや、稀にかな。
そんなどーでもいいことを考えている私の目にある光景が。
「あっ……」
それは私の一番みたくない光景だった。
- Re: 〜+.:**恋涙**:. ( No.305 )
- 日時: 2014/12/05 17:43
- 名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
ふと向いた窓の奥。
別棟。ちょうど真正面は1年2組。
涼架のクラスであり、駒沢君のクラスでもある。
そこには
何故か
二人の姿が。
距離にして空間30m先。
近いようで窓と外越しでか遠い。
しかし目にはしっかりと二人の姿が。
涼架と駒沢君。二人で勉強をしていた。
二人とも笑顔で、
それはそれは楽しそうに……
「……」
私が立ち止まると真蔵くんも止まった。
「……」
……どうして
……どうしてあそこに私がいないんだろう
……どうして私はこんな時手を振って笑ってあげられないんだろう
……どうしてこんなにも遠く感じるのだろう
……どうしてこんなにも羨ましいのか
……どうしてこんなにも
……どうしてこんなにも親友のことが妬ましいのか
……どうしてわたしはこんなにも卑屈になってしまったのか
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