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Re: 〜+.:**恋涙**:. ( No.309 )
日時: 2014/12/07 06:41
名前: *紗悠* (ID: lmEZUI7z)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「もぅ……」
私は誰にも聞こえないような声でつぶやいた。
片手で目を擦ると手が少し濡れていて、

泣いているのが分かった。


ドスン


それと水が波打つ音が聞こえた。
音の正体は真蔵くんだ。
揺れの衝撃で少し気がゆるんだのか涙が一筋流れる。
その少し時間差で涙に気づき手で拭う。

真蔵くんはボトルを地面に置き立ち位置を移動していた。

私の隣から

私の目の前正面に。

一筋に注がれる真蔵くんの視線。
それが真っ直ぐすぎて涙腺がじわじわと刺激される。
真っ向向かい合うのは初めてかもしれない。

真蔵くんは少し間を置き口を開いた。

何が放たれるくらい予想できた。