コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 恋涙燦燦~LoveTear~ ( No.8 )
日時: 2014/09/12 23:35
名前: 峰川紗悠 (ID: EHK9H4Vk)

1.「起点 ~Starting Point~」

彼との出会いはそう、二年くらい前だ……

「涼架〜久しぶり〜!!」
「あっ、遥美ちゃん!卒業式以来?久しぶり〜」
4月 春
数週間前までは別れの季節。
そして今は出会いの季節。
春の通り名は様々。
今日は必死に勉強し合格した七川高校の入学式。
「とゆうか遥美ちゃんも七高(七川高校)受けてたの?私以外知らなかった〜」
「私だけじゃないよ〜みんな〜」
人混みの中から2人の少女が。
私を含めみんな同じ黒いブレザーにオレンジのネクタイをつけている。
「小夜ちゃん!雫ちゃんも!」
見慣れた顔が揃う。
柳浦遥美、大野小夜、砂村雫。
そして私、小鳥遊涼架。あ、「たかなし すずか」ね。
私達四人は小学校から続く仲良しグループだ。
「よっ!す〜ずかっ!」
小夜チャンの明るく元気な声。
「涼架ちゃん久しぶりやなぁ」
雫のおっとりとした声。
「みんなおるよ!」
遥美ちゃんの張り切りある活発な声。
みんな中学の時のまんまだ。

Re: 恋涙燦燦~LoveTear~ ( No.9 )
日時: 2014/09/13 00:14
名前: 峰川紗悠 (ID: EHK9H4Vk)

「ーにしてもみんなで七高受けてたこと秘密にしてたの?」
私の席の周りにみんなが座ってる。
「いや〜ね?みんな最初から目標は七高だったんだよ。んで涼架には秘密にしようって」
「何それひどくない?」
「まぁまぁ、みんな合格したしよかったやん」
小夜が入ってきた。
「せやなぁ、みんな合格したのがよかったんよ〜」
雫も入る。
「誰かが一人でも落ちとったらなあ……ここになぁ……」
ほんわかした声とおっとりとした表情でさらっと恐ろしいことを言う。
「……ま、まあ、合格したからよかったな!」
「う、うん」
キーン コーン カーン コーン
「あ、予鈴だ。教室いかないと」
私以外みんな席を立ちだす。
「あれ?みんな何組?」
「3組〜」
「4組」
「1組よお」
私  2組
遥美 3組
小夜 4組
雫  1組

華麗にバラバラです。
でもまあ休み時間とか昼休みになればまたはなせるよね……
そしてみんなは自分の教室へと帰っていった