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3.「恋文 ~Love letter~」

次の日。
そういえば後数日で夏休み。
梅雨明けの太陽はとても眩しい。
暑い雨雲に隠され抑制させられていた太陽が抑えられず爆発したみたいに。
地面に溜まっていた水が日差しで蒸発しとても蒸し蒸しする。
登校時も汗が滝のように流れて片道だけで制服が汗でぐしょぐしょになってしまった。
そんな登校時。

流れ出た汗が嘘のように気にならなくなるような出来事が。

昇降口に入りスニーカーから上靴に履き変えようとした時。

「ん？」

下駄箱の中に何か紙が。
しかも紙切れではなく。

「え……」

封筒……というか便箋？

驚きのあまり私はそこで数分固まっていた。