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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: サンマをください。 ( No.15 )
- 日時: 2014/09/14 10:09
- 名前: 珊瑚 ◆Wjgitxm3QY (ID: jyOVwInT)
- 参照: Berrycherry
「グリモワスキル」
俺は早口でスキルを発動すると、ユキをそのまま風の流れで地元に還した。
シャドーは何が起こったかすぐ分かったようだ。
ユキも、俺に風で ありがとうと言い残してくれた気がする。
『シャドーおまえは俺の肩の上だ』
『わかってるよ』
シャドーは厳しい目付きで周りを見渡した。
もう兵隊がこの樹木の目の前を通るらしい。足跡が聞こえた。
(なんだなんだ ほんとに兵隊か?なんの兵隊?なにをしにここへ?さっきの爆音もコイツらのせいだよな?)
数々の疑問がわき出る。
(兵隊じゃなくて テロなんじゃないか)
なんのテロかは分からないが。
そのまま、長い長い兵隊の列が通り過ぎていく。
ジロッと左右前方を見、歩いている。
時折り 葉っぱの隙間から、シャドーが情報を伝えてくれる。
相手は、参勤交代か。と言うほど長い列で、歩んできている。
服装は、白に青ラインが入った服装で、船の甲板に居そうな格好だった。
(まあ、そうだよな)
マリンドール国と マリン と言う言葉が付くぐらいだし。
そんなことを思いながら 俺はいつしか見つからないことに安心し、寝てしまった。
——後でどうなるかも知らずに。
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