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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: その身体に、甘い牙痕をつけて。 ( No.19 )
- 日時: 2014/10/28 13:48
- 名前: 覇蘢 (ID: WqtRIGcg)
「っ……」
後頭部を片手で掴まれ、引き寄せられると同時に唇に触れた。
あ………
『キス』
そう、認識するのに少し時間がかかった。
慌ててその胸板を押すが、ビクともしない。
「や………っ!!」
無理やり顔を横に反らすとようやく唇が離れた。
「何、恥ずかしがってんだよ」
彼の顔が見れず、下を向く。
彼の声色からして、怒ってはいないようだ。
「だって、急にするから…」
こんな言い訳、彼に通用するわけがない。
「何、じゃあ言えばいいの?」
そう言って、耳元に顔を寄せ唇で私の耳を刺激する。
「キスしたい」
身体が反応してしまい、彼は面白そうに口角を上げる。
こういう表情をした彼にはもう、逆らえない。
「ほら…言った。…………こっち来いよ」
そう言って、ベッドに腰掛けた彼はポンポンっと膝の上に手を置く。
ああ。
逆らえないな。
私が彼に勝つのはいつのことだろうーー
次こそは。
_赤坂真由美
■私の日記
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私の日記という形で書かせていただきました。
これからも『私の日記』シリーズを書いていきたいと思います。 by.覇蘢
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