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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: SANDAI ( No.27 )
- 日時: 2014/10/02 22:32
- 名前: いろはうた (ID: 5obRN13V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
(゜Д゜)唖然
て、てめ墓書……
1000字が消えてしまったのは激しく同情するが、だからって、だからって……!!
なんじゃこりゃぁぁぁあああああああああああああっ
し、しかも、昆布は貴女様のためにお題にしたのに、なんで私に返ってくるのですか!!??
……もう、どうにでもなれ……(ぱたり
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
結
*「カマキリかよ……」
自然と息がこぼれた。
その小さな命は、小さな鎌をかかげてこちらを威嚇してくる。
すっと視線をすべらせると、すぐ傍にとめてある自転車が日光に反射して光っていた。
何も変わっていない。
夢でも見ていたんじゃないか。
そう思ってしまう。
だが、自分の荒い息と、どくどくと脈打つ心臓が嘘じゃないと何よりも雄弁に告げている。
わずかに震える手で蛇口を止め、頬をかすかに濡らすのをやめる。
手を強く握ったり閉じたりしてみる。
大丈夫。
動ける。
もう一度自転車に視線をやった。
あれに乗ったら、今度はどうなるんだろう。
ふわりと吹いた風が髪を揺らした。
ゆっくりと自転車に近寄り、またがろうとして……やめた。
「……歩こ」
なんとなくつぶやいて、来た道を戻る。
それは全てから逃げたあの日につながる道。
自分から離れたくせに、また自分から戻る。
なんだか笑えてきた。
でも、帰るためにニンフたちに会ったんじゃないか、とも思えてきた。
逃げるなよ、と歪んだ方向から応援されたような。
……その方向性がとんでもなくホラーでねじ曲がってはいるが。
口元に自然と笑みが浮かぶ。
手の震えはおさまった。
静かに自転車を押して歩き出す。
ここから家まで歩くとだいぶかかるのはわかっていたが、それでも歩いていこうと思った。
脳裏にニンフの波打つ昆布のような金髪が脳裏にちらついて消えた。
終
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