コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: SANDAI ( No.39 )
日時: 2014/10/23 07:51
名前: 墓書 (ID: Uj9lR0Ik)

今回はカオス回ですね!!!!!

夢と言えば、いろはってカオスな夢ばかり見ているそうです。

きっと、彼女の頭の中はファンタジーなんですよ。

ちなみに、墓書はホラーです。

この間は地元のはずなのに場所がわからない所へ向かう最終バスに乗って降り立ったは良いが、帰り方がわからずなんとかしようと思ったら、同じ事ばかり繰り返すエンドレスループにはまる夢を見ました。
エンドレスは恐ろしい。よく見るけど。

夢の中で夢から覚めると、目の前にいた人の首が黒目は此方を向いたまんまで720度くらい回転する夢とか本気でビビりますからね!

え?あ…興味ないですか(´・-・`)

わかりました、投げますね。

あ、いろは。投げるってこういう事だから。


お題:【ホーム】【ペンキ】【日暮れ】


…………………………





「は、はぃいい?!!!!」

条件反射のように返事をしてしまうと、扉が!扉が開かれたり!

ちょっ、ま、え、まだ、心の準備できてn(ry

「姫…」

チゲぇ!!姫とか言うなし!!!

とか、言おうと思ってました。はい。

言葉を失ったよね!

目の前に現れたのは、超絶美形☆

アイドルとかって愛嬌とかポーズとかファンサービスとか含めて、ファンがつくって感じじゃん?

いや、そんな興味無いから詳しくは言えないんだけど。

けど、目の前に現れたのはそういうのじゃなくて、強いて言えば二次元。もちろん、俺が深夜帯に録画してるようなギャグ漫画的な二次元とか、スポーツ漫画的な二次元じゃなくて、その、絵画…的な?

だから、その、デフォルメなんてされてないから当たり前なんだけど、リアリティ溢れる西洋画のなんといいますか、繊細で滑らかで清らかな感じ。

わかります?

わからないですよね、俺もわからん。

まぁ、とりあえず美形なんですよ。

好きかどうかは別にして、一億人中九千九百九十九万九千九百九十九人は美形って言うに違いない完璧な美形。

いや、日本人的な思考でね?

まず、美白でなめらかで黒子一つない肌に光り輝き綺麗にまとまりつつサラサラであることが伺えるあの金髪。あの色マジ好き。金…というか、優しい感じ。目には長い睫毛ですね、もちろん。碧眼だよ、あれ、碧眼だよスゲぇ。もうこれ、日本人じゃねぇな。ヨーロッパ辺りだわ。コスプレでもこれは無理。唇は…普通…とは、言えないんだけど、その、適度といいますか。薄いとも分厚いともつかない、黄金比率ぅ…。比率ぅ?まぁ、良きことかな。スタイルもなんというか凄い。わからんけど、すごく綺麗。あ、こっちが黄金比率か。…いわゆる、完璧さんが現れたわけなのです(面倒になった)。

「…ど、うも。」

いや、どうもじゃねぇよ俺。

なんか、もっとらしい台詞言えよ、じゃなくて。

「いや、姫じゃないです。」

そうそう、コレが言いたかったの。

が、超絶美形さんはキョトン顔。

いや、崩れませんね。流石美形。

「どうかされたのですか?また、彼奴に変な本でも渡されたのでは…」

誰だそいつ。知らないです、そうじゃないです。

「いや、その前に俺は男ですけど?!!それ以前に何受け入れちゃってんのぉおお?!!!」

そう、なんで受け入れてんの?!え?!私、貴方様が知るような可憐な乙女にいつ見えましたか??!!

一方、美形様は険しい表情。……怖い(ガクプル

「何…?(ガクプル」

「姫、そのような言葉使いをされてはいけません。お兄様からも厳しく言われておられるではありませんか。」

アニキなんていねぇよ?!居んのはアネキだ!!

そんな大口叩けやしません。だって、男の子だもん←

「それに…」

そう言って、超絶美形はゴソゴソと手鏡を取り出して俺に手渡した。

「どう見ても貴方は姫ではありませんか。」

覗き込んで見ると、そこには…

「嘘…コレが、私…?……………って、なんも変わってねぇよ???!!相変わらずの残念さですけど、喧嘩売ってんすか美形さん???」

もちのろん、顔が女になってるとかそういう事もなく。

相変わらず見飽きたお顔がそこにはありました。

コレは美形が平凡顔の俺に喧嘩でも売ってるんに違いない。

ギラギラと眼を飛ばしておりますと、再びノックの音が響きました。

「あ?」

勢い余って喧嘩腰。

いくら男でも普段はこんな言葉遣い致しません。

むしろ、頑張って騎士みたく話したい所存であります。

「ネア。お前どれだけ掛かってんの?」

俺の喧嘩腰返答を了承とみなしたのか、ドアの向こうからはスゲぇ男前が現れた。

ドレスを着て。

「」

「どうした、姫。今日は虫の居所が悪いのか?」

「」

「…?おーい…」

「」

何度瞬きを繰り返してもその姿は変わらない。

いよいよ、容量オーバーでござる。