コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: SANDAI ( No.48 )
- 日時: 2014/11/08 22:25
- 名前: いろはうた (ID: 5obRN13V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
墓書〜〜〜!!!!!
壁ドンといったら、女の子ですよ!!
女の子が大好きな王道シチュを……
なんで男目線から始まっているんだぁぁぁあああ!!!(悲鳴
ちっ
しかたない……
いろはうたが無理やり路線を変更するしか……!!
では……アムロ風に……
い、いろはうた逝きます!!←
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承
*ハミングしたくなるほど、今日の私はハッピーだ。
ふわふわとした足取りで電車を降りる。
今日は月の初め。
つまり本の新刊が出る日だ。
好きな文庫のを欠かさずにチェックしている私にとって、
本屋に行かないという選択肢など皆無だ。
駅を降りてお目当ての本屋があるビルを見上げる。
首が痛くなるほど見上げなければいけない程、高い。
なんでその一番上に本屋が位置するのかと前々からさんざん疑問に思っていたけど、
今の私にとっては、なんてことはない。
本好きは本のためなら三千里だって駆けちゃうのだ。
早速ビルに入ろうとしたら、ふと一人の男の人が目に入った。
背が高い。
ファッションからして大学生っぽい。
その人はスマホを見ながらエレベータの前まで歩いていく。
歩きスマホはダメですよ〜と注意したくなるほど、その人は全然周りを見ていなかった。
……見ている方はなんだかハラハラする。
そう思いながらも私はその人の後ろに立って、一緒にエレベーターが来るのを待つ。
って、げ。
最上階のところに光が点滅している。
結構待たなきゃいけないな……と思っていたら、みるみるうちに人が集まってきた。
十数人の人間が銀色の箱が下りてくるのをひたすら待っている。
エレベーター……重量オーバーにならないといいんだけど……。
その間、私はこの男の人をじーっと見ていた。
なんか無性にこの人の顔を見てみたい。
その長い指がスマホの電源ボタンを押すと、すっとポケットの中にしまった。
もう歩きスマホしないのかな、とか考えていたら、電子音が鳴った。
目の前の銀色の扉がゆっくりと開いた。
私はすぐ前に立っている男の人の後に続いてエレベータに入った。
私が乗った後からも次々に人が入ってきて、
私はエレベーターの奥の方にその男の人と一緒においやられた。
うえっ。
人多い。
息があんまりできない。
私の淡い期待とは裏腹に、重量オーバーのブザーが鳴ることもなく、
静かに銀色の扉が閉まる。
無慈悲にも、ゆっくりと箱が動き出した。