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Re: えっ、今日から私も魔法使い!?【募集あり】 ( No.116 )
日時: 2014/12/06 18:10
名前: 雪兎 (ID: gDKdLmL6)

第三十一話・前編 <対抗戦編>

「あれ?この子、クラスで見かけたような。…ってよく見たら、三人とも僕のクラスメイトじゃないか!!」

……ユズカを見て突然驚きだしたエリオットの周りに、重たい沈黙が流れる。

え?今気づいたの?

そう言いたげな、ハクを除く二人の視線を浴び、エリオットの額に汗が浮かぶ。

「…はい、ごめんなさい。」

エリオットを冷ややかな目で見つめていたリュネットが、目を細めた。

「……こんな茶番してる場合じゃない。来る」

「え?」

その瞬間、空からユズカが降ってきた。

「おっじゃまっしまーっす☆」

「うわあッッ!?」

突然腕に衝撃を受け、エリオットがごろごろと転がった。

「な、何?どうしたんすか?」

ハクが慌てているのを横目で見て、エリオットは思考をめぐらした。

今の攻撃。回し蹴りみたいだけど、とっさにガードしたせいもあるだろうけど結構軽かった。

獣人よりも弱いかも?……これなら!

「悪いけど。ちょっと失礼しますッ!」

エリオットは、両腰から二振りの剣を抜き放って飛び出した。
何やらのんきに応援する声が聞こえてくる。「わー、エルっちカッコい〜☆ガンバッ!」

…どうでもいいけど、人の名前を勝手に略すのはやめて欲しい。

それより。

ユズカは、今の攻撃で相手があまり傷ついていないのを見てふくれていた。「む〜、やっぱ魔法じゃないとだめか〜。」

ユズカがそう呟いたのを、エリオットが聞いているわけも無く。

剣の柄で気絶させるッ。届け!

ユズカに向かって柄を叩きつけようとした瞬間。

「んー、じゃあ、『フリーズ・ワールド』ッ!」

「え……」

パリ、パリパリパリッ。

「やばっ!二人とも伏せてっ!」

「ちょ、ユズカ!あなた、ここでその魔法はっ」

リリアンとフレアが叫ぶのと同時に、辺りは氷に包まれた。



ちょっと短いです、スンマセン!((汗

             次回、第三十一話・後編。お楽しみに☆