コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ジャムのように甘く優しい恋物語【キャラ応募開始!】 ( No.38 )
- 日時: 2014/10/04 19:39
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
剛力side
俺がリングへ上がると、見知った顔を数人発見した。
フフフ、どうやらあの面子をみた限り、大方星野が俺の試合を観戦すべく、奴らも誘ったんだろうが…だが、お客さんが大勢いた方が、俺のやる気があがるぜ。
今日の対戦相手は、中学ボクシングランク第10位の実力を保持する、中野と言う奴だ。
カーン!
試合開始のゴングが鳴る。
まずは、敵のお手並み拝見といくか。
敵が放つジャブを3発避け、顔面に軽い右フックを打つ。
俺のフックにロープ際まで吹き飛ばされた敵は、ダウンしそうになりながらも、辛うじて踏ん張り、突進してくる。なかなかいい闘いの瞳をしているじゃねぇか。それじゃあ、少し撃たせてあげるとするか。
奴が放ったボディーブローを受ける。続けてジャブに右ストレート、左ストレートと敵のパンチを十数発に渡って食らった俺は、少し余裕を見せすぎたのか、ダメージが蓄積し、ダウンをしてしまった。
「ワン、ツー…」
カウントが取られ始めるが、まだ立ち上がるわけにはいかない。
ここは観客席で応援に来ているお嬢さん方の声援を受けて立ちあがるのが、礼儀ってもんだ。
すると、俺の期待に応えたのか、天然パーマの長髪が特徴の青井お嬢さんが、声援を送り始めた。
「剛力せんぱーい!立ち上がってくださーい!」
それを皮切りに、チョココロネのような髪型をした美雪お嬢さんとハニーお嬢さんも声援を送ってくれた。
さて、立ち上がるとするか。
カウント6で立ち上がり、ファイティングポーズを取る。1ラウンド現在2分10秒だ。
まだラウンド終了までは、時間がある。
「反撃開始といくか…」
今まで食らってきた鬱憤を晴らすかの如く、俺はラッシュを敵にお見舞いし、顔面を血だるまにした挙句、最後はアッパーで止めを刺した。
まだまだ、ランク10位じゃ、俺の本気は出せない。出すとすれば、5位から上だ。フフフ、ランク1位の星野、お前との対決の日は近い。
リングであの日の決着にケリをつけようじゃねぇか。