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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ジャムのように甘く優しい恋物語【番外編募集!】 ( No.78 )
- 日時: 2014/10/15 20:32
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ヨハネスside
「バカアニキ、今日は学校休んだら?」
僕は今、風邪を引いて寝込んでいる。
美化委員の役目である、お花の水やりをしようとホースの水を出そうとしたところ、強く捻りすぎてしまって、勢いよく水を被ってしまったのだ。どうせすぐに乾くだろうと考えて、体も拭かずにそのままで下校時刻まで過ごしていたから、すっかり体を冷やしてしまい、風邪を引いてしまったという訳だ。
そういえば、最近学校でインフルエンザも流行している。
もしかすると、その影響も少しはあるのかもしれない。
「もう、ホースの水を被るだなんて、アニキは本当にバカアニキだねっ!」
腰に手を当て頬を膨らませて、寝込んでいる僕を見下ろしているのは、双子の妹であるフロイだ。僕たちは一卵性双生児だから、パパとママが見ても、全く見分けがつかないほどそっくりな外見をしている。
違うところがあるとすれば、性別と性格ぐらいだろうか。
僕はインドア派、フロイはアウトドア派、僕はスポーツ嫌いだけど、彼女はスポーツが大好き。暗記系科目が得意な僕と、理数系科目が得意な妹。何から何まで正反対だけど、負けず嫌いという点だけは共通している。
ゴホゴホと咳き込む僕に、彼女はとんでもない爆弾発言をした。
「ボクがアニキに変装して、学校行ってあげようか?」
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