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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ジャムのように甘く優しい恋物語【番外編募集!】 ( No.84 )
- 日時: 2014/10/18 07:58
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
フロイside
「ハニーじゃんけん、じゃんけんポン♪」
ど…どうしよう。このままじゃ、また、ハニーちゃんのハートを傷つけちゃう。
よし、こうなったら、覚悟を決めてじゃんけんをするしかないっ!
ボクは思い切ってパーを出した、対する彼女はグー。
「勝った…」
「ふええ、負けちゃったよぉ〜」
彼女はぺたんと座り込むと、まるで『ドラえもん』に登場するのび太くんのように泣きだし始めた。その声と涙の量があまりにすごいため、思わず額から冷や汗が出る。
えっと、取りあえず今は、彼女をどうやって泣き止ますかを考えた方がいいのかもしれない。
「ハニーちゃん、もう一回勝負しない?」
すると彼女は手の甲で涙を拭き、ハンカチで鼻水を吹いて立ち上がると、可愛らしい微笑みを浮かべ、
「うん!」
そして、もう1度、ボクとハニーちゃんのじゃんけん対決が幕を開けた。
「じゃんけんポン♪」
彼女の合図で手を出す。ボクはパー、彼女はチョキだった。
「わ〜い!やったぁ♪」
ハニーちゃんはウサギのようにぴょんぴょん飛び跳ねすごい跳躍力を披露した後、私の目の前でニコッと笑い両手で小さなダブルピースをした。
なんだか、あざといけど、可愛い気がするのはどうしてだろうか。
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