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——歌コンテストーー

人魚の国で、一晩過ごし、今は歌コンテストの結果発表。優勝できるかな……？

『今回の優勝者は………』


太鼓の音と共に司会が言う。
いよいよ……優勝者が……

『音色町！31番！音色音羽さんです！』

やったーーーーー！

『音羽さんにはこちらのトロフィーとメダルを差し上げます！後、人魚の国救うの頑張って下さいね!!』

あ、そうだった……

私は、トロフィーとメダルを貰ってとーってもハイテンションだったけど思い出した。

——伝説の歌姫が人魚の国を救う——

↑のことを……

「はぁぁぁぁ〜」

「なんだよ。元気無いじゃん。トロフィーとメダル、貰ってあげようか？」

「ダメッ！」

トロフィーとメダルは嬉しいけどさ……

「別にさー人魚の国を救うことが出来るんだからいいじゃん！俺も手伝うからさ」

「ホントに!?」

「うん。」

海音の口から出た言葉に驚いた。

でも、救うなら一人より二人の方がいいよね！




——人魚の国——

「まぁ！優勝されたんですね！」

女王様は驚いている。そりゃそうか。

「では、あなたたちに重大な任務を授けます。」

女王様はいきなり真剣な顔になって言った。

「“呪いの歌”を歌う者を連れてきて呪いの歌を歌わせない様にしてください。オトハさん。カイトさん。あなたたちならできるはずです。」

“呪いの歌”………

「「はい！」」

私達なら出来るよね……？