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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 夢が叶った少年と夢が叶わなかった少女の話 ( No.3 )
- 日時: 2014/10/19 12:24
- 名前: ちほりん (ID: GuSqVW3T)
「望美ー!また皆で一緒のクラスだよ!」
中学一年生の春。小学校の頃の仲良しメンバーでまた同じクラスになれた。
「やったー!」
私と葵はハイテンションで教室に入った。
『一年C組』
今日からここが私たちの教室だ。
「望美。来るのおせーぞ。」
「別にいーじゃん。てか、もう二人とも友達つくったの?」
「みたいだね。私たちも友達つくろう!」
中学校へは別の小学校からも来ている人がいるので、初対面の人が多い。武瑠と湊はすぐに友達になれるけど、私と葵はそうではない。だから、この時間が一番緊張するかも。
「望美ちゃんは将来の夢、決まってる?」
「うん!私は漫画家になるんだ!」
早速できた友達と将来の夢について話し合ってた。皆の自己紹介を終え、原稿用紙が配られたと思ったら、将来の夢について書くみたい。
「武瑠ー!書けたー?」
私はお喋りしている武瑠に声をかけてみた。
回りには男子が湊も含め、二、三人。女子が半分ぐらい。
妹が言うのは何だけど、武瑠はかっこいいので良くモテる。私の親友、葵も武瑠の事が好き。
「作文?書けたよ。お前、まだ書き終わってねーの?」
「しょ、しょうがないじゃん!国語苦手なんだから!」
私はもうスピードで作文を書き終え、一冊のノートを取り出した。
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