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「武瑠！どこいってたの!?」

授業が終わったと同時に武瑠と神が帰ってきた。

「そんなことより望美ちゃん。一緒にお昼「望美！屋上行こ！」

ナイスタイミング!!葵!

「ほら！湊も行くよ！」

「うん。武瑠！行くよ！」

私達は神の言葉を無視して、お弁当を持って屋上に行った。

「望美！卵焼き頂戴！」

「え、武瑠のもらえばイイじゃん。好きなんでしょ？」

「だって、望美のところにもあるから、変に思われない？」

「大丈夫！上手く誤魔化しとくから！貰っておいで！」

葵と二人でこそこそと話していると、

「なに話してんの？」

お、いいタイミングに武瑠が来た。

「あ！た、卵焼き頂戴！」

やっぱり葵は恋する乙女何だね。いいな。好きな人がいるって。

「ん？いいよ」

「ありがとう！」

葵がお礼を言ったあと、武瑠はまた湊と話し始めた。

「よかった〜」

「え、何が？」

「望美と親友になれてよかったなって思って。望美と出会ってなかったら、私、好きな人に近づけなかったと思うから。」

「そっか。これからもよろしくね」

「うん！うちら、ずっ友だよ！」

好きな人か……
私にもいつかそんな人が現れるのかな？