コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.125 )
日時: 2017/01/08 23:54
名前: てるてる522 (ID: VNP3BWQA)

〜瑞希サイド〜

夏海が引っ越して、あっという間に月日は過ぎた……。
でもすごくすごく、長かったような気もする。

今、何処で何をしているのかも分からないまま。

夏海がいなくても、百合と美佳と3人で過ごしてきたけれどやっぱり、ピンとこないんだよね……。

ふとした時に、沈黙──きっと3人揃って夏海のこと考えてたりしてるんだと思う。

多分、やっぱり2人も同じ気持ちだと思う。


今は、中学3年。世でいう、受験生……。

2年も経ったのに、それが信じられない……信じたくないと思ってしまう自分がいる。

私がさっきから同じことばかり言ってしまう、考えてしまうのも……夏海は本当にかけがいのない大切な人として、確かに私達の心に刻まれていた。

夏海と一緒にいた時は、毎日が楽しかった!

夏海は『また引っ越すかもしれない』って、言っていたけど受け入れないようにしていた自分がいる……。


人間はいつか死ぬかもしれないって、分かっているけど心底、信じてない自分がいる……そういう感覚。
──本当にそれくらい大切で、失いたくない。


だから、突然の出来事って思ってしまう。

心の真ん中にポッカリと穴が開いたみたいな感覚がまだ抜けない。


月日は経っていくのに、自分が追いついてない。
でも追いついたらきっと、もう戻れないような気がしてきてならない……。


今の私は、私の抜け殻だ──。
何言ってるのか自分でも分からないけれど、要するに……今の私は私のようであってそうじゃない、のだ。

自分自身の気持ちが分からない。


最近、またこのことを考えるのが多くなって、勉強に身が入らないのだ……。

自分の将来が心配だけれど今、この状況ばかり気にしてしまうのも無理ない……だって連絡ないんだもん。

必死に、無理やりでも笑おうとしたけど、実際は目から涙がこぼれて来るだけ。

「しょっぱい」
口の中に一筋だけ涙が入る。
その味がなんともしょっぱくて、私の心のようにしょっぱくて……窮屈な味がした。
【続く】

byてるてる522

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.126 )
日時: 2014/12/09 15:28
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)

〜美佳サイド〜

「えっ? 受験勉強?」

私は、瑞希と百合の言葉に反応して思わず聞き返してしまった・・。

・・・そっか。 中3か。

夏海が引っ越してから、2年が経とうとしているんだ。

まだ昨日のことのように覚えてるよ・・・。


演奏中、突如目から涙をこぼしていた。

あのときに夏海が何を思って、弾いてたのかは分からないけれどその日の夏海の演奏は最高だった。

結果は見事優勝。 拍手に包まれてたっけ・・・。

私たちには笑顔で手を振っていた。

笑顔だったけど、その笑いの裏には、今までの思いや悲しみ、寂しさが映し出されていた気がした。


私も百合や瑞希も、もうじき受験生か・・・。

夏海も同じだよね。


今は、何処で何を思っているのだろうか。

私の気持ちが、思いが届いているんだろうか。


夏海、あなたに会いたくてたまらない・・。

私の頭の中は、あなたの思い出でいっぱいだよ・・・。

受験勉強どころじゃないよ・・・(泣)


夏海が、何処で何をしていて、何を思っていても、私はあなたを忘れることは出来ない・・・。


夏海の生きていく中での、人生でほんの1部に過ぎない思い出だったとしても・・・。


私も、未来まえを見て頑張るから・・・。

夏海も、同じ気持ちで進んで行ってほしいと願うだけ。


夏海に出会えてよかったよ!


謝りたいことも沢山有るけど、今はあえてお礼を言うね!

「ありがとう♪ 夏海!」

私の部屋の窓からは、夕焼け空が見える。

この町を、赤く染めながら沈んでいく。


日が沈むのと同時に、今日という日もそろそろ終盤。


さようなら。 今日の私。

こんにちは! 明日の私!

【続く♪】

私的には、美佳は結構お気に入りキャラです!

美佳サイドをどう書こうか、悩みましたが無事に書くことが出来て何よりです!

まだまだ未熟者ですが、これからも応援宜しくお願いします(^^♪

コメ&オリキャラ待ってます★


byてるてる522

Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.127 )
日時: 2014/12/10 15:22
名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)

〜百合&瑞希&美佳サイド〜
『必勝!! 高校受験!』

今日は勝負の日。 これで人生が左右されると言っても過言ではない日
である・・・。

窓の外には、昨日降った雪が積もっている。

瑞希と美佳もそろそろ準備できた頃かな?

+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*

今日の天気は生憎の雪。 外はすごく寒いと思うから、しっかり厚着しないと!

美佳と百合も準備出来てる頃かな・・・?

受験票はしっかりある?

忘れ物したら大変だよww

+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+


すごい緊張してきた〜。

私と瑞希と百合は同じ高校受験するんだよね・・・。

忘れ物ないかな? 有ったら大変www(汗)

まずは、待ち合わせ時刻まで落ち着こう・・・。

+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+.・゜*+
皆は、(私もだけど)緊張しているせいも有って時間より5分も前に集まった・・・。

そりゃあ緊張するよね・・・。(苦笑)

いつもは毒舌で通ってるいる私も今日ばかりは違う・・・。

動揺で、声が震えてる。


・・・・・落ち着け? 無理に決まってるだろ!

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

私たちは、何も喋らないまま会場へと向かった。

やがて、到着になったら私から言い出した。

「百合、美佳。 今日は落ち着いてやろうね!」

「瑞希の言う通りだね★ ベストを出す!」

「もちろん! 目標は皆で合格よ!」

瑞希、私、百合・・・。

それぞれの思いをぶつけて、いざスタートが切っておろされる・・。

「始めっっ!」

その声とともに、いっせいに全員の手が動き出す・・・。


『落ち着いて、ベストを尽くす』

この言葉が頭に浮かんで、落ち着いてやれたと思う・・・。


結果は、まだまだ先・・・。

私が思っていたら、美佳が、

「あれ? 今夏海がいたような気がする・・・。」

なんて事を言った。

「美佳ったら、何言ってるの!?」

私は、そう言った。


・・・・言ったけど、もしそれが本当ならば夏海とは同じ高校に通えるってこと??

夏海に会えるってこと?


私はそう考えてから、『まさかね★』と自分で自分に言い聞かせた。

もうこれで、“美佳、夏海を見かけたかもしれない!?”事件は終わりだと思っていた。


でも、まだ続いてるなんてこのときの私たちには到底、考えられない事だった。

【続く】

更新致しましたぁぁ!!

まだまだ完結しません・・・。

ですが、これからも応援宜しくお願いしますっ! (笑)

オリキャラ&コメ募集してますので、引き続き宜しくお願いします!!

頂けたら、やる気アップしますwww

byてるてる522