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〜夏海サイド〜

楽しみだった今日が来た！

私は目が覚めた途端、ベットから飛び降りた。


いつものように顔を洗って、髪をとかして着替えて・・・・。

毎日同じ事をやっているけれど、スピードは倍の早さ。


じっとしているのが勿体無くてｗｗ


ある日をずっと心待ちにしていたことなんて、ここずっと無かったから嬉しい♪

憂鬱な気持ちで起きる朝とは違って清々しい！！


楽しみな時ほど、時間が経つのは遅い。


「えっと・・・・。　どうしよう。」


私は何故か大慌てしている。


考えながら、部屋をぐるぐる回り続ける。


ドスッッ！


下ばかり見ていたので、壁に頭をぶつけてしまった。


頭を抑えながらさらに歩くと、足の小指を机の脚にぶつけてしまう。


負傷した左足を抱えながらも考える。


───どうしよう？？───

思いついたのは『ピアノ』

うん・・・。


ピアノ弾こう・・・。


私は決めて、ピアノの椅子に座り楽譜をめくり始める。

『華麗なる大円舞曲』のページを開いて、一気に弾き始める。


気持ちが高まっている＆慌てている(？)で上手く弾けた。


時計を見る・・・。


あと３０分。


「荷物の確認でもしよう。」

私はそう決めて、カバンを引っ張り出してきた。


えっと・・・・・・。




うん！　ＯＫ！


再び時計を見る。

あと１５分。


「もういいや！　行っちゃえ！」


靴を履いて、玄関を飛び出す。


【続く】

コメ待ってます！

byてるてる522

〜美佳サイド〜

「あれ？　誰もいない・・・？」

今日の日を心待ちにしていた私は、家を早めに出てきてしまった。

じぶんで『誰もいない』と言って、“当たり前だろ！”とツッコミを入れてしまった。

普段は待たせる側なんだ。

たまには自分が待つ番！


───そう決心して、私は待ち続けた。───




待ち続けて(？)　２５秒


夏海が来た。


「あっ美佳！　早いね！？　私もだけど・・・(笑)」


二人揃ったら、退屈することは無い。


喋って待ってたら、１分後・・。


百合と瑞希が来た。


「丁度そこで会ったから、一緒に来た。」

「待たせたね・・。」

瑞希と百合はそう言った。



百合の言葉に、私と夏海は首を振る。


「全然待ってないよ〜」



「よし、行こう！」


美佳の言葉で歩き始める。



「始めに何処行こっか・・。」


「ん〜。　駅前のショッピングモールに行こう！」


最初に私はそう言った。


【続く】

コメ待ってます♪

byてるてる522