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ハーイ！

それでは、更新しますっ　＼(｀・д・´)／


〜佐野雄太サイド〜

俺は新しい高校へと向かっていた。

親の転勤でこの高校へと入学したんだ───


中学、高校１年までは友達がいたけれど、今は知っている人がいないかも・・・？


そう考えるだけで不安になる。


実は引っ越して新しい学校に行くなどという経験はこれが初なので、慣れてなかった。


中学１年の２学期に、村田夏海が引っ越してきた。


話によれば転々と引っ越しを繰り返していたらしい・・・。


いざ自分がその立場になるまで、この思いや辛さが分からなかった。



新しい学校でやっていけるかという不安。


思えば思うほど、募っていくこの不安───



「今から転校生を紹介するぞーー！」

担任らしき先生がそう言った途端にざわめきが起きた。



俺はビクビクしながら教室へと一歩踏み出した。


全員の視線がこっちに向いているのが嫌なほど伝わってくる。



真ん中まで来て、正面を向いた・・・・と目が合った奴がいた。



誰か分からなかったその主が漸く分かった時には、先生に自己紹介を要求されていた。


「○○から引っ越してきました。　佐野雄太です。」


・・・なんか普通すぎるような事をサラッと言ってしまった・・・(汗)



そして、その主こそが、村田だった。


初めての出会いは俺と村田の立場が逆転だった。



俯いて、聞き取るのも精一杯の声で自己紹介を始めた村田の第一印象はそれほどいいものでは無かったが今になって分かった気がする。


友達が出来るのか、このクラスはどういうクラスなのか───


まだ何も分からないこの場所へ来て、自己紹介をするのだ・・・。



その張本人にとっては地獄のような場所だ。




村田はそれを乗り越えてクラスに馴染んでいた・・・。





──春─────



そう、出会いは突然に訪れる・・。


俺が改めてそう思った瞬間だ。


【続く】

佐野サイドは初で、不安しかありませんでした。


アドバイス等ありましたら何なりと。


コメ待ってます(＾＾)


byてるてる522