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〜夏海サイド〜

それからの私は上の空だった。

佐野のよく分かんない行動に動揺してしまった。


気がつけばこんな事でも動揺するようになってしまった私。



・・でも、『俺も同じ』の言葉はどういうこと？


佐野も私と同じ気持ちだったってこと？

弱い人間だってこと？



考えれば考えるほど、どんどん遠のいていっている気がする。


気のせいなんだろうけど、私は最近それが多い気がして、よくあたる。



いざという時は頼りがいの無いこれは単なる余計なもの。


付録みたいなものだ。



ボーっとしていて、時間はあっという間に過ぎた。



今日は部活も休みだから、いそいそと家に帰った・・・・。




電車通学だから、駅へと急いで走った。



後、１０分で電車がきてしまう。




荷物をまとめて教室を飛び出して駅へと走る。



改札を駆け抜けて、電車へと乗り込む。



「セーフ。」

自分だけに聞こえるような声で呟いて、空いている席に座った。



窓からは流れている景色が見えるだけ。



見続けていたら吸い込まれてしまいそうな気分。



ったく、忙しすぎる！？！


【続く】

更新しました！

次はシリアス小説の更新だぁｗｗｗ


byてるてる522